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先日、実家の母と電話で話をしていたら、「親戚の叔母さんが危篤でお見舞いに行った」といっていました。私にも心づもりをしておくように、というのですが、心づもりといっても何をすればよいのか……。

年賀状の準備はこれからなので、喪中はがきの準備はできるかな? なんて不謹慎な感じもしますが、万が一のためにも考えておかなくちゃいけないな…と。

そこで年越しも近くなってから身内が亡くなった場合、喪中はがきはどうしたらよいのか? 調べてみましたので、よかったら、見て行ってください!

12月中の不幸があった場合の対処法とは?

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12月に入ってから喪中はがきを出す場合の目安は、郵便局の年賀状集配受付が始まる、12月15日よりも前に喪中はがきが届くよう手配できる場合です。

簡単にシミュレーションしてみましょう。

故人の命日

喪中はがき作成及び宛名明記(最短1日と仮定)

郵便局へ投函と配達(最短2日と仮定)

相手に届く日:12月14日以前

最短でも故人の命日が10日以前でないと難しいですね。

少し話は変わりますが、年末近くに身内に不幸があった場合、喪中期間に直近での行事で「初詣」がありますよね。そもそも喪中には初詣に行ってはいけないのでしょうか?

その答えを解説している動画がありますので、参考までに併せてご覧ください。

▼喪中の時の初詣は控えるべきですか? 市川愛の「教えて!お葬式」vol.19

12月15日を過ぎてしまったら?

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それは、ズバリ、以下の2つに分かれます。

1. とにもかくにも、喪中はがきを送る。
2. 過年度でのご挨拶はとりやめ、年賀状を頂いた方へは、松の内(1月7日)を過ぎてから寒中見舞いを送る。

どうしなければならないという決まりはありません。その対処は、ほぼ自分の気持ち次第です。困ったときは、親族の年長者へ相談し、親族の方と同じ対応とするのも良いでしょう。地域や宗教などによっても対処が異なります。

1、2の良いところ、悪いところを考えてみました。

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1の場合
良いところ:何より早く喪中であることを伝えられる(自分の気持ちもスッキリします)
悪いところ:喪中はがきを受け取った相手は、年賀状を投函してしまっている場合もあり、「送ってしまった・・・」と困惑させてしまう。また、喪中はがきの準備に追われます。
2の場合
良いところ:寒中見舞いの準備を急がなくてよい
悪いところ:例年年賀状を送っている相手へ、何も連絡せず年始を迎え、同時に年賀状も受け取るため、心の中がもやもやする。

年末は何かと忙しい時期。本当に近いご家族が亡くなった場合はお葬式や銀行・保険の手続きなどにも対処しなければなりませんし、1の方が落ち着いて対処できそうですね。

ちなみに喪中はがきの出し方も気になるところですよね? こちらの記事で詳しく解説してますので、併せて読んでみることをオススメします!

そもそもの話…喪中はがきは何で出すの?

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自分の近しい人がお亡くなりになり、喪中である場合には、お祝い事を控えるのが習わしです。結婚式への参加や年賀状もその一つですよね。

年賀状は新年を祝うご挨拶として、親しき方々にお送りするものです。そして喪中はがきは「服喪中ですので新年のご挨拶を控えます」ということを事前に連絡する役割を持っているんですね。

喪中はがきを受け取った人は、相手に年賀状を送らないという風習に沿った配慮もありますね。現在では前述のように「喪中見舞い」のような風習もありますが、そのため、通常、12月上旬ごろ=相手が年賀状を準備するであろう時期には届くよう手配するのが理想的です。

これはあくまで喪に服す気持ちを表すためなので、ご縁の薄い方や形式的に年賀状を送っている方には通常の年賀状で大丈夫なようです。

喪中はがき…12月に亡くなった身内がいた場合 まとめ

いかがでしたか? 決まりはないものの、12月前半であれば、急いで喪中はがきを出せば、お知らせが出来るのですが、おそらく色々な手配があって、それどころではなくなるので、無難に「寒中見舞い」に切り替えた方が良さそうです。

ちなみにこの「寒中見舞い」は、自分にご縁の深い方が亡くなったときに、年末に急いてやらなくてもいいように考えられたんですね。そんな時こそ、故人の御霊を思いながら新年を迎えたいですからね。

この寒中見舞いは一般的に喪中はがきと同様に扱われたりしますが、その他にも年賀状の返信が遅れた時や、「暑中見舞い」の冬バージョンとしても使えたりします。

さらに相手が喪中と知らずに年賀状を出してしまった場合の、お詫びとお悔やみとしても使用できたり、その逆でこちらの喪中を知らなかった相手に対しても、この寒中見舞いで知らせることができるのです。

自分の身の回りに不幸が起きた時には恥をかかないよう、こういった風習を覚えておくのも、日本人として押さえておきたいものですね!

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