インフルエンザ菌の感染について、私(筆者)は大きな勘違いをしていました。
と思っていたのです。
ドアノブなども同様に思っていました。でも、これは大きな誤解だったんですね。どのように違うのかは、後の記事を読んで確認してくださいね。
インフルエンザについては、調べれば調べる程、知らなかったことや勘違いがいっぱい出てきます。試しに、皆さんに質問してみましょう。
「家族の誰かがインフルエンザにかかった時、感染を防ぐための対策を10項目言ってください。」
言えましたでしょうか? それでは、解答は記事内でご確認ください。
目次
インフルエンザの感染を他の家族に広げないための方法とは?
まず押さえるべきこと
家族がインフルエンザにかかると大変ですね。インフルエンザの家族感染予防をしっかり覚えておきましょう。
大切なポイントは次の2つです。
インフルエンザの感染経路は飛沫感染と接触感染の2つだと言われています。
感染予防10か条を大公開!
感染経路を絶つ感染予防法には次のものがあります。
2 感染者も他の家族も皆マスクを着用する
3 こまめな手洗いを行う
4 感染者が触れる部分(ドアノブやトイレのスイッチ、テーブル、椅子、テレビのリモコンなど)の洗浄を細目に行う
5 家族全員で咳エチケット♪(5の咳エチケットについては、次の項目で詳しくご説明します。)
次に保湿の工夫をする感染予防法を見てみましょう。保湿の工夫で大切なのは、喉の奥の乾燥も防ぐようにすることです。
7 こまめに水分補給(菌を胃に流し込んで、胃酸で死滅させるため)
8 感染者以外の家族は気道の乾燥を防ぐためにもうがい!
9 部屋の換気
最後に冒頭に記載した、2つの大切なポイント以外の家族感染予防としては……
があげられます。
こちらは、同居する家族の風邪を子どもにうつさない工夫について語っている動画です。
▼風邪やインフルエンザなどの“ウィルス”の拡散を防ぐ方法5つ
インフルエンザの感染経路を覚えておこう
覚えるのはこの3つ
インフルエンザの感染経路は下記の3つしかありません。
この中で、主要な感染経路は飛沫感染と接触感染です。
飛沫は、咳やくしゃみによって1〜2m飛びます。湿度が高いと、空気中の水分を含んで飛沫は1メートル以内に落下し、乾燥した空気では飛沫は遠くまで飛んで、ウイルスも空中に漂っている時間が長くなります。
このことから、インフルエンザ予防には適度な湿度がとても大切なことが分かりますね。
具体的な対策とは?
日常生活では、マスク無しで咳やくしゃみをする場面が多いと思います。ということで、これだけは意識して感染予防に努めましょう!
人がインフルエンザ菌に感染するのは、鼻・口・目にある粘膜を通じてです。菌の付いたドアノブに人が手を触れるだけでは、その人に感染することはありません。
人の皮膚表面上では、インフルエンザ菌は5分未満で感染力を失うからです。しかし、5分未満の間に、菌に触れた手で、口・鼻・目をこすったりすると、そこから粘膜を通じて感染してしまいます。
ですから、接触感染を防ぐためには、手洗いが有効なのです。
もしも家族で感染者が出てしまったら?
家族の誰かがインフルエンザにかかった場合、下記のポイントに注意して看病してあげましょう。
1. 部屋を分ける
インフルエンザが発症した場合は、患者は他の家族とは別の部屋で安静に過ごす必要があります。当然、患者が家の中を歩き回ることは厳禁です。
2. 食器やグラス、風呂場で使うタオルなど、患者と共用しない
これは接触感染を防ぐためです。
3. 看病は1人に決める
家族みんなで患者の様子を見に行けば、最悪の場合、家族全員がインフルエンザを発症してしまいます。そんな状況を避けるためにも、看病する役目は1人にしましょう。
4. 部屋の換気をこまめにする
空気中に漂っている菌を放出するためにも、1時間に3回程度を目安に換気をするようにしましょう。
5. 部屋の湿度に気をつける
適度な湿度を保つことの大切さは、先の内容で触れていますね。
6. ゴミ箱に蓋をする
これも菌の拡散を防ぐこまめな工夫です。
7. 患者が触れた物はアルコール消毒する
インフルエンザ菌は、ノロウィルスと違ってアルコールが効きます。
ちなみに家族内感染も含めて、やっぱり予防として重要なのはマスク。でもどんなマスクがいいのか悩んでしまう時もありますよね……。ということでマスク選びのコツを記事にしましたので、合わせて読んでみてください!
インフルエンザの家族感染予防法 まとめ
いかがでしたでしょうか? 今度は、「家族の誰かがインフルエンザにかかった時、感染を防ぐための対策を10項目言ってください」と質問されても、答えることができますね。
飛沫感染の影響を少なくするために、部屋の湿度を高めに保つだとか、接触感染を防ぐためになぜ手洗いが必要なのかといった理由も、ご理解いただけたと思います。
上から目線で偉そうに言っている私(筆者)ですが、私もこの記事を書くためにいろいろ調べるまでは、知らないことが多かったです。大切なことは実践ですね。
記事の内容をしっかり覚えておいて、家族の誰かがインフルエンザにかかったとき、慌てない対応を確実にしていきたいものです。
あと下の「関連記事」にも、インフルエンザ対策に関するお役立ち情報を載せていますので、併せてご覧ください!