父が突然亡くなり、葬儀も無事終わったことで、あわただしさも一休みしましたが、今年も残すところあとわずか。年賀状? いえいえ、喪中はがきの準備が必要です。身内の不幸に伴い、引っ越しも決まっていて、住所の変更も伝えたい!
けど……? 今まで見たことのある喪中はがきは、定型文としたものばかりで、年賀状のような一言メッセージは見たことないなぁ……あなたはどうですか?
そんなわけでお世話になった方々へ、少しでも気持ちがこもった喪中はがきを送りたいので、感動的な一言文例、調べてみました!
目次
礼儀をわきまえた喪中はがきの一言文例をご紹介!
喪中はがきには、年賀欠礼以外はマナー違反! と書かれている場合もありますが、状況に即した内容であれば、一言添えても大丈夫。
ただし、「近々ご飯に行きましょう」といった世間話、「子供も大きくなり、にぎやかです」など近況報告、おめでたいことの挨拶はNGです。(年賀挨拶ももちろんNGですよ!)
喪に服し、年賀欠礼することについては本文中に書いてあります。世間話などが不適切なのであれば、その他に書き添える内容は、仏事についてや、過年度お世話になったお礼といったものに限られますよね。
それでは、礼儀をわきまえて感謝も伝えられる文例を紹介します!
お通夜、葬儀にてお世話になったとき
- お心遣いをありがとうございました。
- 葬儀の際は大変お世話になりました。
- 過年度は故人がお世話になり、ありがとうございました。
本文中に相手を気遣う文章がないとき
- 健やかに新しい年をお迎え下さい。
- 良い年をお迎えくださいますよう、心よりお祈り申し上げます。
- 厳寒の折、一層のご自愛のほどお祈り申し上げます
上記が鉄板の文例ですので、参考にしてみてくださいね!
ところで、喪中はがきは身内の不幸における年賀状の代わりといった役割は説明しましたが、それでは「お歳暮」はどうしたらいいのでしょうか? そんな疑問に答えるためになる動画を発見しました!
▼喪中の時、お歳暮は送ってもいいの? 市川愛の「教えて!お葬式」vol.16
喪中はがきの一言は手書きが良い? それとも印刷でも良い?
現代は個人の家庭にもプリンターが普及し、ネットで注文すれば2、3日でできちゃいます。印刷か手書きか、もちろん決まりはありません。けれども、何か一言添えようとする場合、添えたいとき、なぜ添えるのでしょうか? 喪中はがきを届けたい相手へ、自分からの特別な気持ちを伝えたいと思うから、何か一言を……と思いますよね。
これは私の個人的な感想ですが、もし喪中はがきの本文が印刷、一言文も印刷だったら、相手への特別な気持ちが伝わりにくいかもしれません。
ラブレターを書くとき、パソコンで入力して印刷しますか? それとも手書きにしますか? きっと答えは「手書き」ですよね。字に自信がなくても、自分の力で伝えてくれたんだということが伝わります。
上記は極端な例ですが、一言添えて気持ちを伝えるなら、印刷よりも手書きの方がオススメです。
そもそも喪中はがきに一言添えるのはマナー違反なのか?
喪中はがきの本文中には、上記の情報が過不足なく含まれています。伝えたいことは本文で伝えているので、一言添える必要が、ないといえば、ない……
先に書いたように、世間話や近況報告は内容に沿わないので書いてはいけませんよね。本当に必要な情報は付け足すこともないし、誤ってマナー違反となるような内容を書いてしまわないように、「一言添えるのはマナー違反」と単純に記されているのです。
例えば、出産により家族が増えたことや、引っ越しにより住所が変更になったことなど、年賀欠礼以外でどうしても伝えたいことがあるときは、別途「寒中見舞い」を出すようにします。新年あけて松の内(7日)を過ぎてから投函してくださいね。
ちなみに喪中はがきって、どこまでの親族に出せばいいか迷いますよね……。そんな疑問に答えるために別途、記事にしましたので、こちらの併せて読んでみてください。
喪中はがき 一言 文例 まとめ
喪中はがきには一言、添えてはいけないのではなく、本来は一言添える必要がないんですね。喪中はがきはその役割が固定されているので、それ以外の用途で使うのはマナー違反という見解もあります。
住所変更ぐらいいいじゃんって思いましたが、そもそも喪中なので、家移りも控えるべきところなのかもしれません。
ですが、状況に即した内容であれば、気持ちを伝えるのは悪くないと個人的には思います。結局私はお礼の気持ちを込めて、1枚1枚手書きで「葬儀の際は大変お世話になりました。」と書きました。
結局まとめると、「本来は添える必要もないが、書いてはいけないというわけではない。ただし書くなら手書きで。」といったところでしょうか? この記事があなたのためになれば嬉しいので、何かあればコメント欄に書き込んでくださいね。最後まで読んでいただいて、ありがとうございました!