どうしても、ウナギと比較されがちなアナゴ。この日がどんな日でどこが公認しているのかを調べて、アナゴの良さにスポットライトを当てたいと思います!
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アナゴの日の由来に納得。制定したのはマイナーな会社だった!
餅は餅屋であるように、アナゴも専門とするお店があるんです。寿司・弁当用のアナゴ食材を作っている大阪市の株式会社グリーンフーズというところが、アナゴの日を制定しました。7月5日だから、7(な)5(ご)という語呂合わせが由来になります。「あ」の分は?って気になるでしょうが大目に見てくださいってことでしょうか。
この時期なのは、アナゴが夏が旬で、鰻と同じように夏バテに効果的なことから来ているようです。「ウナギに負けずにアナゴだって!」と全国にPRしたいっていう気持ちがあるんでしょうね。やはりウナギとアナゴは見た目も似ていることから、常に意識されちゃうライバル関係なんでしょうか。
ウナギにだって負けてない!? アナゴの凄さについて学ぼう!
アナゴの日ですから、アナゴについて学びましょう。日本でよく食べられているアナゴは「マアナゴ」で、アナゴは、ウナギ目になるんです。ちなみに、ハモやウツボもウナギ目です。しかも、アナゴの和名は「海鰻」となっています。そうなると、ウナギとアナゴの生態の違いが気になりますよね。
ご存知の通り、ウナギは海で産卵し、孵化後に淡水域にのぼって川などで成長しますが、アナゴは、一生を海で過ごします。別にアナゴ自身はウナギと競っているわけではないと思いますが、どうしてもウナギの方が目立っている感があります。こうなると、栄養面でもウナギと比較したくなってきます。
ウナギといえば、滋養強壮の代名詞。そのウナギと比較しちゃうと、残念なことにビタミン類の含有量はほぼ負けます。アナゴが勝っている部分は、たんぱく質で、カルシウム・鉄・亜鉛なども、ウナギとほぼ変わりません。そう聞くとアナゴってダメね、になっちゃいそうですが、そうじゃなくて、ウナギがすごすぎるってところではないでしょうか。他の魚介類と比較したなら、そのすごさが際立つと思います。
アナゴは関東では東京湾、関西では堺の近海で捕れますが、そこで捕られるアナゴは油が乘っていておいしいとされます。かつては、庶民的な食べ物だったはずですが、最近では値もあがり、ウナギ並みもしくはウナギ以上に価格が上がってしまっています。安価で手に入っているアナゴは輸入のものがほとんどってことですね。
「アナゴの日だから、アナゴを食べる。」食べ方についてレクチャーします!
別にアナゴの肩を持つわけではありません! でも、アナゴの日にはアナゴを食べましょうよ! ということで、アナゴの食べ方についてみていきましょう。関東では煮アナゴが好まれますが、関西では焼きアナゴが好まれています。アナゴ飯や干物のアナゴ……どれもおいしそうです。こちらでさばき方を見てください。
さばき方はウナギと同じです。
ちゃりこのクッキング読本
動画の方が分かりやすいという方はコチラでどうぞ。アナゴのさばき方です。
▼穴子(あなご)のさばき方・・・・大和の魚のさばき方
アナゴの日 まとめ
ウナギに負けてしまったような形になったのが残念でしたが、アナゴにはアナゴの良さがあります! とまだ頑張ってアナゴを応援してみます。アナゴは、ダイエットしている人の味方ですよ。ウナギは高カロリーですが、アナゴは高たんぱく低カロリーです。夏の暑い日をアナゴ料理で乗り切って下さい!