ピアノの日って、ピアノが弾ける人にもそうでない人にも気になる日ですよね。楽器の販売促進のために作られた日ではなく、江戸にまでさかのぼって関係している日でした。

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 ピアノの日の由来って? 誰がどんなことをした日?

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ピアノって数ある楽器の中でも日本人になじみが深いものですよね。そのピアノの記念日があるんです。ピアノ記念日は、7月6日なんですが、その由来はピアノが初めて日本に持ち込まれたことから来ています。1823年7月6日、シーボルトが持ち込んだとされる「日本で一番古いピアノ」は、実はまだ現存しているんです。

山口県萩市の熊谷家に保存されているそうですが、戦火を免れて現存しているなんてかなり驚きですね! このピアノ、四角いテーブルのような小型のピアノのようです。あの「シーボルト事件」によってシーボルトが帰国する際に熊谷家に寄贈したそうなんですが、確かに、いくら小型とはいえ、ピアノを持ち帰るのはかなり大変でしょうね。

ピアノの日に関係が深い「シーボルト」ってどんな人なの?

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ピアノの日とは「シーボルト」が初めて日本にピアノを持ち込んだ日だと分かりましたよね。ピアノを置いて帰った日ではないですよ。このシーボルトという人、職業は医師で、オランダからきていました。来日した目的は、日本研究で、個人の趣味で他国に来るような時代ではありませんから、きちんと仕事として来ていたわけです。

医師といっても、オランダ商館付医官なんですよ。日本に医学や自然科学を教えてくれた功績ある人なんですが、事件を起こしちゃうんですね。どんな事件かというと、オランダ帰国の際に、日本地図を持っていたというものです。そりゃあ、日本のことを研究しに来たんだから地図を持って帰るよね。って思った人、よく考えてみてください。時代が今とは全く違いますよ。

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この地図は伊能忠敬作成の日本地図で、日本の地形がほぼ全部記されています。大変重要な意味を持つ地図ですから、持ち出しは厳禁なんです。この地図を持ち出そうとしていることが分かったのは、たまたま暴風雨によって乗っていた船が難破してしまい、積み荷が調べられたからなんだそうです。そのことで運命は変わり、シーボルトは約1年間、長崎の出島に拘束されちゃいます。そして、その後国外追放の判決を受けるんですね。

ピアノの日だから……あの名曲をピアノ演奏で聞きたい

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ピアノって弾けるとかっこいいですよね。さりげなく、特技や趣味の欄に「ピアノ」って書けば、確実にイメージアップにつながりそうです。でも、今までやってなかったのに、大人になってから始めても上達がは難しいかも……。それなら! ひたすら名曲を聴いて(主にクラシックの)曲に詳しくなるっていうのはどうでしょうか。流れるBGMの曲名をさらっと言えるのも、かなり好印象です! ピアノで聞きたい名曲を3つほど紹介しますね.

自分じゃ弾けないから、動画で見たい! 特に技巧面で難しい曲がこれ、「剣の舞」です。
▼Khachaturian – Cziffra… SABER DANCE

とても上手な上に、指使いが見やすい撮影の仕方をしてくれています。
▼乙女の祈り : Badarzewska – A Maiden’s Prayer

この曲はいつ聞いてもめまぐるしすぎてすごい!
▼リストラ・カンパネラ ピアノソロ

ピアノの日 まとめ

ピアノが日本に持ち込まれたのは1823年ですが、それよりずっと前に、世界では現在のピアノのような形ができていました。イタリアで、チェンバロを改良して作られたのがそうらしいです。ピアノって、かなり歴史のある楽器なんだってことが分かりました。

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