今、流行りの紫陽花ドライフラワー。

梅雨の花として綺麗に咲き誇る紫陽花(あじさい)ですが、ドライフラワーにしようとすると何故か上手く乾かなくて、失敗することってありますよね。

私(筆者)の家でも紫陽花寒天が子ども達に人気で、葉っぱをお皿にできるよう庭で紫陽花を育てています。

これを使ってドライフラワーにしようとしたところ、よく見かけるような綺麗な形にならず、くしゅっと枯れたみたいになってしまって……。

これは、上手く作る為のコツがあるんじゃないかな?

調べてみると、アメリカ紫陽花や日本紫陽花での違いがある事。また、紫陽花をドライフラワーにする時にはちょっとしたコツがある事が解りました。今回はその情報をお届けしたいと思います!

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紫陽花のドライフラワーの作り方

簡単な手順を確認

まずは基本的な作り方を確認しましょう。紫陽花のドライフラワーを作るには……

基本的に吊るして干しておく。

これだけで大丈夫です。

紫陽花の花は茎が長いので、花を下に向けて洗濯バサミなどで吊るしておくだけでも大丈夫なようです。

また晴天の真夏日和であれば、水の無いバケツや籠に数日入れておくだけでも乾かす事ができるんですよ。

ドライ・イン・ウォーター法を試してみよう!

他の作り方に「ドライ・イン・ウォーター法」というのがあるのでご紹介しますね。

用意する物は、

  • 紫陽花
  • ハサミ
  • ミョウバン
  • ヘアスプレー
  • 花瓶(など紫陽花を活けられるもの)
  • <STEP.1>
    紫陽花の茎を上から3節目くらいで切り取り、茎の先端部分を十字に切ります。タコさんウインナーを作る感覚だと思ってください。

    茎の中に白いスポンジ状の部分があるので、こちらにも切れ目を入れておきましょう。

    <STEP.2>
    切った先端部分を火(キッチンコンロなどを使用)で焼いて、焼いた部分にミョウバンを付けます。内側にもしっかりと付けてくださいね。

    ミョウバンは薬局などで売っていますよ。

    <STEP.3>
    ミョウバンを付けた部分が水に浸かるよう花瓶に入れます。あとは花が乾燥するまで10日程放置です。

    また、変色し始めた茎の切り口は落とし、3日おきくらいに水も変えてあげてくださいね。これで乾燥したら出来上がりです。

    最後の水に浸けて放置する際ですが、ヘアスプレーなどで花びらを湿らせてあげるとより綺麗な仕上がりになるそうです。無くても作る事ができますので、いろいろ試してみてくださいね。

    簡単なドライフラワーの作り方は動画でも紹介されていますので、こちらもぜひチェックしてみてください。

    ▼ドライフラワーの作り方!

    綺麗に作る為のコツってあるの?

    収穫時期に注意!

    冒頭でも話したように、ただ吊るして乾かせばできるはずのドライフラワーですが、これがなかなか上手にできないものです。

    なぜか花がクシャッ!となってしまうんですよね。

    「それじゃあ、作るためのコツはあるのか?」
    「あるならどんな方法なのか?」

    それをチェックしましょう!

    まず大切なのが、紫陽花を剪定するタイミングにありました。

    紫陽花は梅雨に咲く花で、水分を多く含んでいます。けれどこの水気が多い状態だと、上手くドライフラワーにする事ができないんですよね。

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    なので、ドライフラワーにする場合“夏の終わりで枯れかけた花”を使うのがポイントなんです。

    完全に枯れてしまうといけませんが、色が白や緑へと変わり、もうそろそろ枯れてしまうなという紫陽花を使うのがベストです。

    時期は7月や8月。種類によって違いますが、枯れる一歩手前であれば大丈夫ですよ。

    日本紫陽花とアメリカ紫陽花の違い

    それから同じ紫陽花でも、日本とアメリカで違いがあるのです。日本の紫陽花は綺麗でみずみずしいのですが、それだけドライフラワーにするのは難しくなります。

    綺麗なドライフラワーを作る場合は、水気の少ないアメリカ紫陽花が適しているのです。

    有名な品種は……

  • アナベル
  • スターバースト
  • カメレオン
  • などですね。

    また、これらは「秋色アジサイ」と言って、秋になっても花をつけたまま、綺麗な秋を思わせる色のアジサイへと変わる品種です。

    同じく秋色アジサイとして有名な物には……

  • 西安(シーアン)
  • 水無月
  • ライムライト
  • などがあります。

    これらの品種を使う事でより確実に、綺麗なドライフラワーを作る事ができますよ。

    紫陽花でリース作りに挑戦しよう

    「枯れあじさい」を作ろう

    リースというのは、クリスマスに飾る輪っか状のアレです。でも、梅雨の花である紫陽花が冬に飾られるっていうのはびっくりですよね。

    どうやら紫陽花のドライフラワーも昔から親しまれているようで、「枯れあじさい」という言葉は俳句の季語にもなっているほどです。

    この枯れあじさいの特徴として、

  • わびさびに通じる秋色
  • スモーキーカラーの美しさ
  • には心惹かれるものがあり、そんな紫陽花だからこそ今でも愛されているのでしょうね。

    この「枯れあじさい」をドライフラワーになった紫陽花を使って、冬の飾りであるリースを作ってみたいと思います。

    簡単アレンジのひとつとして、その作り方を見てみましょう!

    紫陽花リースの作り方

    まず用意する物が……

  • 紫陽花のドライフラワー
  • リース
  • ハサミ
  • グルーガン
  • リースは100円ショップなどで売っています。グルーガンも同じく購入できますが、扱いには注意してくださいね。

    作り方はとっても簡単で、

    <STEP.1>
    紫陽花を好きな大きさに切り分けておく。

    <STEP.2>
    グルーガンで接着剤をリースに付着させたら、固まらないうちに紫陽花を挿し込む。で、終了。

    「えっ? これで終わり??」ってくらい超簡単ですね。あとは好きなように飾れば出来上がりです! 色を揃えてもいいですし、好きなカラーで彩っても大丈夫。

    また、秋色アジサイを使えば、剪定してすぐの物でも使う事ができます。リースのまま乾かせばそのままドライフラワーになるからですね。

    慣れてしまえば簡単に作れるので、ぜひ試してみてくださいね。

    紫陽花のドライフラワーを作ろう! まとめ

    いかがでしたか? ドライフラワーの作り方自体は簡単ですが、剪定のタイミングなど注意しないといけないポイントはたくさんありますね。

    ただ、7月から秋にかけて、紫陽花が枯れはじめている頃を見計らって剪定さえできれば、とても楽にドライフラワーを作る事ができます。

    ドライ・イン・ウォーター法を使うことでより早く確実にドライフラワーにする事ができるので、こちらのやり方もぜひ試してみてくださいね。

    ドライフラワーにする事が出来たらリースとして飾ったり、いろんな紫陽花を組み合わせて部屋を彩ったり、ビンに入れて数年間コレクションしたりいろんな方法で楽しめます。

    ぜひ、素敵なドライフラワーを作ってみてください。

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