あなたは風邪をひいたとき、自炊して食事をとるでしょうか? それとも、外食するかコンビニの食料を利用しますか? 私の経験を想い起すと、コンビニの食料を利用することが多いように思われます。

ところが、スナック菓子やパン類を買ってることが多く、風邪対策になるような配慮に欠けていると、今さらながら反省しています。

でも、「風邪に効く食べ物って何?」と尋ねられると、すぐには出てきませんね。今回は、風邪に有効な栄養素を知った上で、外食やコンビニの食料でできる風邪対策のための食事を紹介します。

スポンサードリンク

風邪の予防にはこんな栄養素が必要!

kaze_woman

絶対に摂取したい3つの栄養素

風邪を予防するのに大切なことは、風邪の菌に感染しにくい抵抗力や、侵入した菌を弱める働きの免疫力、そして、菌が付着する粘膜を正常化する力を保つことです。

そして、それぞれの機能を高める栄養素がこちらです。

抵抗力を高めるのは……タンパク質
免疫力を高めるのは……ビタミンC
粘膜を保護するには……ビタミンA

それぞれの役割と摂取方法

タンパク質は免疫物質を作る原料で、筋肉や血液の材料になるものです。これは食べ物からしか摂取できません。

体内に侵入した菌の力を弱めて細胞への侵入を防ぐにはビタミンCが効果的です。不足すると菌に対する免疫力が低下してしまいます。

菌は喉や鼻の粘膜に付着することで体に侵入してきます。粘膜の働きを正常化することでこれを防ぐことが可能です。

ビタミンAには、喉や鼻の粘膜を正常に保ち、菌の侵入を防ぐ効果があります。逆にビタミンAが不足すると感染症にかかりやすくなります。

緑黄色野菜や柑橘類にはビタミンAやビタミンCが豊富に含まれていて、風邪予防に効果的です。体の粘膜を丈夫にするビタミンが多く含まれているワカメも、邪予防に効果的な食べ物です。

体の免疫細胞の多くが集まっている腸内を良くするヨーグルトや納豆などの発酵食品も意識的に取り入れるようにしましょう。

こちらの動画でも風邪予防に効果的な食べ物をまとめていますので、併せてご覧ください。

▼【風邪対策】 意外!? 風邪予防によい食べ物はコレ!【インフルエンザ】

ファミレスで食べるならコレ!

kazesyokuji2

ジャンル別のメニューと食べ方

それではいよいよ、風邪予防のための外食メニューの解説に入ります。まずはファミリーレストランです。

風邪気味の場合、自炊で食事を摂るのが億劫だと、ついついファミレスに足が向きますね。外食するときは、胃腸に負担をかけずに早く体力を回復させるためにも、消化の良いメニューを選びましょう。

それではジャンル別に解説してきます。

中華系

オススメは……中華粥です。その理由が……

1. 体への吸収
2. 風邪効果のある栄養素が、おおよそ入っている
3. 体が温まる
4. 粘膜の保護に働く

玉子スープやチキンスープにご飯を浸して食べても、ほぼ同様の効果が得られますよ!

スポンサードリンク

その他、同じ理由での他ジャンルのオススメメニューをまとめました。

和食系
  • うどん
  • 煮物
  • 雑炊
  • おでん(大根・ジャガイモ・はんぺん)
  • 豆腐料理
  • 煮物類(かぼちゃ、大根、里芋)
  • 白身魚(煮付けや焼き物)
洋食系
  • 鶏肉のソテー
  • 白身魚のソテー
  • リゾット

えっ? これが風邪予防最強のメニュー?

そして、上記を凌ぐと言われている意外な食べ物があります。それは……

カレーです。

風邪をひいている時は、あっさりしたスープカレーがおすすめです。

カレーに使われるターメリックに含まれるクルクミンは、免疫力を高めて肝臓の働きを良くします。

肝臓は菌を解毒する働きがありますので風邪の菌を撃退してくれるのです。カレーに消化のいい里芋やじゃがいもなどが入っていると、なお良いですね。

コンビニで選ぶならこの食材だ!

kazesyokuji3

あくまで補助的という認識が必要

まず前提ですが、コンビニの食料で風邪が予防できる、あるいは風邪が治ると思ってはいけません。ここでおすすめするコンビニの食べ物は、あくまで補助的な役割と考えてください。

自炊も外食もしたくない人は、コンビニで手っ取り早く済ませたくなるでしょう。そんな時は、おかゆやうどんなどの消化のいい食べ物を選びましょう。うどんなら鍋焼きうどんがおすすめです。消化が良くて、栄養が手軽にとれます。

おかゆは、レトルト食品としてコンビニで手軽に手に入れられますね。これにひと工夫加えてみましょう。たまご・生姜・ネギなどを加えるのがおすすめです。おいしくて栄養がある食事になります。また、コンビニのおでんなどもいいですね。

ビタミンはこれで摂取

リンゴ・バナナ・みかん・グレープフルーツ・イチゴといった果物や、はちみつレモンりんごジュースなどの、ビタミンCが豊富な飲物も調達しましょう。

飲物はできるだけ体を温めるものが良いです。ゼリーや缶詰のフルーツ、ヨーグルトやはちみつ、みかんや黒砂糖を買っておくのも良いですね。

ただ、風邪をひいている人は、コンビニ食ばかりでなく、栄養バランスを考えた手づくりの食事をしっかりとり、きちんと寝て休むことが大事ですよ。

外食やコンビニ利用の風邪対策 まとめ

いかがでしたでしょうか? まずは、風邪対策には、タンパク質ビタミンCビタミンAの栄養素をとることが大事だと覚えておきましょう。

それらを摂るには、緑黄色野菜や柑橘類、ワカメ、ヨーグルト、納豆といった発酵食品が良いことを知っておいて、これらを中心にして、有効な栄養素が含まれる他の食べ物を考えていけばよいでしょう。

ファミレスなどで外食するときも、コンビニの食料を利用するときも、栄養素のことを頭に入れた食事をしたいものです。

もちろん、これらの食事は、風邪をひいてしまったときだけ摂れば良いというものではありません。風邪をひいていない普段から心がけることも大事ですね。バランスのよい食事を摂るようにしましょう。

スポンサードリンク