「風邪は自力で治したい!」
私は風邪をひいても滅多に病院に行くことはありませんが、やはり風邪の症状が生じた時、病院に行くべきか判断に迷うことはあります。
仕事の関係上、風邪をすぐに治す必要がある場合などは、迷わずすぐに病院を利用する人もいるでしょう。逆に、自然治癒力を信じて病院に行かない人もいるでしょう。
私は、風邪の初期症状の時は、少々無理をしてでも仕事をしながら様子を見て、手遅れにならないうちに病院に行くようにしていますが極力、自然治癒で治したい派です。
そんな同じ環境や共感してくれている方へ、今回は「風邪だからと言って、すぐに病院に行かない理由」の根拠と、私が実践している自然治癒法を記事にしました。
それでは、早速見ていきましょう!
目次
風邪で病院に行くメリットってあるの?
私が風邪で病院に行かない理由
「風邪だと思ってもすぐ病院へ行くのは止めろ!」とまでは言いませんが、少し冷静に考えてみましょう。
病院の薬を服用すれば、風邪が緩和され少し楽になるかもしれません。しかし、薬を飲んだからと言って風邪が治るわけではないのです。
その理由は後ほど説明しますが、風邪で免疫力が低下していることから、病院で流行り病を移されてしまう可能性もあります。そんな訳で、風邪だと思ってもすぐに病院へ行くことは考えものです。
まずは自分の症状をよく見ることをオススメします。体が冷えていたら温める、咳が出るなら部屋を加湿するといったように、自分の身体を自分で診てみましょう。
このレベルなら行った方が良いかも?
病院へ行くかどうかの判断基準ですが、私は次のことを目安にしています。
2. 下痢や胃腸の不調で食事がすすまない
3. 頭痛が辛い
4. 自宅療養でもなかなか回復せず風邪症状が長引く
通常の風邪ならば、適度な栄養補給と休養をとっていたら、自然治癒するのに3日から長くても1週間ぐらいでしょう。
上の4つのような症状がある時は、風邪以外の原因があるかも知れませんので、症状が出て、3日〜5日ぐらいで必ず病院へ行きましょう。
症状が続いて診察を受ける時は、症状がいつごろからどのように続いているのか医師に伝えることが大切です。
こちらは「ウイルスと細菌の違い」を説明した動画です。予備知識として、一度見てみることをオススメします。
▼どのようにウイルスは細菌とは異なりますか?
風邪に有効な薬はない!?
一般的な風邪薬にまつわる勘違い
風邪の菌は「細菌」ではなくて「ウイルス」です。細菌は抗生物質が効きますが、ウイルスには効きません。細菌は自分の体内に栄養を取り込んで増殖しますが、ウイルスにはその機能がありません。
ウイルスは生きている細胞に取り付いて、感染した細胞をだましてその力を利用して増殖します。
体内の細菌を殺すには、栄養を取り込む機能をうまく利用する薬を投入すれば良いのですが、ウイルスにはそのようなことができないのです。ですから、ウイルスを殺す薬は開発されていません。
風邪薬の本当の役割
風邪薬は対症療法です。咳がでると咳止め、のどが痛いと抗炎症剤など、その症状を抑えるための薬を組み合わせて処方されるだけです。
特に熱が出ていたり、喉の炎症があると抗生物質が処方されますが、この抗生物質は風邪の治りを悪くしています。
抗生物質は細菌にしか効果を発揮しません。風邪はウイルス性なので、抗生物質は何の効果もないのです。風邪で抵抗力が弱っている人が、他の細菌の影響を受けないように抗生物質を飲むのです。
抗生物質は、下痢や発疹、吐き気、めまい、ふらつきなどのアレルギー反応を生じます。そんな関係から風邪が治りにくくなるのです。
というわけで、風邪薬は過信しないことが大事です。
実践! 自力で治す「自然治癒法」
まずは環境を整える
では、風邪薬に頼らない対策はどうしたら良いのでしょう?
まず、体を温めてゆっくり休むようにしましょう。どれだけ早く体の不調をキャッチし、早い対応をするかが一番のポイントです。
部屋の温度や湿度を調整し、風邪ウィルスに悪い環境を作りましょう。部屋の温度は20〜23度、部屋の湿度は40%以上が快適な空間です。風邪のときの入浴は支障ありません。
また、風呂上がりの湯冷めには注意しましょう。熱があるときは極力、お風呂に入るのは控えた方がいいでしょう。
風邪に有効な食事法
そして、風邪によい食事をしっかりとることが大事です。そして、風邪に良い栄養素とは…
- ビタミンA
- ビタミンC
- タンパク質
です。
それぞれの役割を説明していきましょう。
ビタミンAを多く含む食品
ビタミンCを多く含む食品
<淡色野菜>
<果物>
その他、海苔類も多く摂取できます。
たんぱく質を多く含む食品
- 肉
- 魚貝類
- 卵
- 乳製品
- 豆類
何よりも大切なのことは、体を温めてしっかり睡眠を取ることです。適切な体温と睡眠は、免疫力を活性化させるための必須条件です。
ともあれ、風邪のひき始めが肝心です。特に喉から来るケースが多いので、こちらの風邪対策記事も参考にしてください。
風邪と病院と自然治癒 まとめ
いかかがでしたでしょうか? 風邪だからといってすぐに病院へ行く必要はないことが分かっていただけたでしょうか?
風邪薬は風邪ウイルスを退治するものではないことも理解してもらえたと思います。「風邪薬を作ったらノーベル賞」と言われるぐらい、残念なことですが、今の医学で風邪を治す薬は存在していないのです。
しかし、適切な判断とタイミングで病院へ行くことも大事ですね。風邪以外の病気が潜んでいたら大変なことです。
病院へ行く判断を正確に行うためにも、風邪を自然治癒させる方法を素早く実行することが重要だとも言えるでしょう。