冬になるとインフルエンザに並んで気を付けなければならない病気……
ノロウイルス。
美味しい食べ物はたくさんありますが、生牡蠣などには注意が必要ですよね。
社会人にしろ学生にしろ、ウイルスにかかってしまったら芋づる式で他の人に移してしまいかねない病気でもあるため、注意が必要なのはもちろんですが、当然出勤も登校もできないので、大変なのは自分です。
まあ、社会人にしろ学生にしろ、休めてラッキー! みたいに思うというのは私も経験がありますけれど、実際ノロウイルスだとそれどころじゃなくて地獄の苦しみですよね。
今回はそんなノロウイルスについて。休まないといけない期間であったり、また感染経路や、その予防などを見ていきたいと思います。
目次
ノロウイルスの出席停止期間はいつからいつまで?
ノロウイルスによる出席停止期間の真実
出席日数。
社会人は当然給料に響く場合もあるので、休みたくないと言うのは当たり前ですが、子ども達にとっても皆勤賞から、高校・大学生らは進級にも響くので死活問題なのはどの世代もいっしょだと思います。
ただし、出席日数の場合、出席停止なら休学とは扱いが違って、皆勤賞を貰えるのが嬉しいですよね。
しかし、ここで注意しなければなりません。ノロウイルスはとても感染力が強い病気で、インフルエンザ同様出席停止にされるモノだと思われがちです。
ですが、実は「ノロウイルスによる出席停止期間は定められていない」のです。
地方の自治体、学校単位で、決められている場合はあります。ただし、国から「何日間休みなさい」という決まりは作られていないのです。
つまり、ノロウイルスにかかったら出席日数が減ってしまいますので、注意が必要なんです。
具体的に安静にしていれば良い期間とは?
では、どのくらい休めばいいのか。やはりこちらも具体的な日数はありませんが、基本的にノロウイルスの症状は2〜3日で治まります。
症状が出なくなり、身体の状態が良くなれば登校、出勤をしても問題ないと言えるでしょう。
ただし、ノロウイルスには…
というものがあります。
感染してから1日〜2日くらいが「潜伏期間」。症状が治まり約2〜4週間ほどが「排菌期間」です。
潜伏期間が怖いのは当然ですが、たとえ治ったと感じても、しばらくは体内に菌が残っていますので、感染には注意しないといけませんね。
その為にも、感染経路についてはしっかり学んでおきましょう。
ノロウイルスに付いての知識をわかりやすくまとめた動画などもありますので、まずはチェックしてみるのもいいかもしれませんね。
▼1 ノロウイルス感染症の基礎知識
ノロウイルスってどうやって感染するの?
恐怖!水からの感染
ノロウイルス具体的な感染経路ですが、まず良く知られているのが生牡蠣や貝類からの感染ではないでしょうか。
ノロウイルスは「水系感染」という感染が可能で、水の中でもウイルスが生きています。
これらが貝類、特に牡蠣・アサリ・シジミなどに感染し、それを食べることでノロウイルスに罹ってしまうんですよね。
つまり、冬の海がそもそもノロウイルスでいっぱいの可能性は十分にありますし、生水というのも避けた方がいいですよね。
負の連鎖が止まらない…
感染者の便、吐しゃ物などにもウイルスが入っています。
直接触れば当然接触感染の恐れがありますが、嘔吐した場合はもちろん、便などの処理がちゃんと為されなかった場合、ウイルスを含む小さな粒子が空気中に流れ「空気感染」にも繋がりますので、気を付けなければいけません。
食品関係者がノロウイルスに敏感な理由でもあるのですが、感染者が調理した場合、食品も汚染され、感染へと繋がります。
まとめてみると…
↓
感染者が嘔吐・排泄
↓
空気から感染。または手についた菌が直接感染する
このように、ありとあらゆる経路でノロウイルスが感染する事が解ります。
この感染力の強さが、ノロウイルスの怖さにも繋がるんですよね。
ノロウイルス感染予防を徹底しよう!
ノロウイルスが流行る季節はここを意識!
そんなノロウイルスを徹底的に予防するには……とりあえず、貝類などを食べる際は良く加熱するのが一般的です。
また、ノロウイルスに感染した恐れのある人が使用した物、触れた場所。これらにも注意が必要です。
これはノロウイルスに限った話ではありませんが、特に病院は菌がとても多いので、手すりやドアノブを触る事にも注意は必要ですね。
こうした接触感染を防ぐ為にも、外出から戻って来た際。また、出来れば食事の前には、手洗いうがいを徹底するように心がけましょう。
トイレの後は一番危険
ノロウイルスは便に含まれ、それが小さな粒子となって空気感染するわけですから、トイレの中で触れる物にもノロウイルス的には注意が必要ですよね。
当たり前ですが、こちらも手洗いをしっかりとするようにしましょう。
また徹底的な予防という事であれば、共用のタオルにはノロウイルスが付着している可能性は十分にあります。自分のハンカチなどを使うよう、子ども達には習慣づけてあげたいですね。
あとは、風邪ではないですけど結局、飛沫感染の恐れもあるため、やはりマスクをしておくのもいいかも知れません。
ノロウイルス関係なく、マスクは病気を予防するにはもってこいだと思います。
ノロウイルスでの出席停止期間はどのくらい? まとめ
いかがでしたか? ノロウイルスは学校によって出席停止にしてくれるかどうかが違うので、この辺りは先生に聞いてみるのが一番です。ちなみに休む期間も、2〜3日程度なので、おサボりはいけませんよ?
ただし、その強力な感染力が1ヶ月は健在であるところに注意は必要ですね。
と言っても、正直ノロウイルスに関しては、予防を意識してても、かかってしまう印象が強いです。それだけ強力な感染力を持っていて、残念ながら、現在の医学では対抗できないのです。
一応、死に繋がるケースはほとんどないと言われるノロウイルスですが、それでも2日も下痢に苛まれたら、正直辛いですし、お腹の事情って世界が終わる程の絶望が襲い掛かりますよね。
改めて、注意してくださいね。