早起きした朝、まだ暗いうちにどこからか聞こえてくるバイクの音にもうすぐ夜明けかな、と思ったことはありませんか? 天候が悪くても毎朝きちんと届けられる新聞。普段何気なく利用している新聞配達サービスですが、実は記念日が存在するんです。「新聞配達の日」と新聞について、これを機会に探ってみましょう。
目次
「新聞配達の日」とはどういう日? ポスターの秘密は?
雨の日でも雪の日でも朝ポストを開ければ新聞が入っているのが当たり前。それってすごいことですよね。「新聞配達の日」は、そんな新聞の戸別配達制度を支える新聞配達所の所長や従業員にスポットライトを当てたいという思いから、2013年に日本新聞販売協会が制定しました。
また、7月14日は日本で初の気象衛星「ひまわり」が打ち上げられた日でもあります。私たちが生活していく上で欠かせない天気予報ですが、それを支えている気象衛星を新聞配達員と重ね合わせて、「新聞配達の日」のPRポスターは黄色とひまわりを基調としています。身近で利用しているものほど、支えている存在を忘れてしまいがちなものなので、「新聞配達の日」はそういった大切なことを思い出させてくれる日でもあるんですね。
「新聞配達の日」(7月14日)に、新聞配達とは何かを学ぼう
普段は私たちが寝ているような時間や外出しているような時間に行われている新聞配達ですが、一体どんな風にお仕事が行われているのか? この機会に調べてみました。
- 2時〜5時
新聞配達員の朝が早いだろうことは想像していましたが、2時から3時くらいに出社し、折り込み広告の準備などを行い、配達に出掛けるという方が多いようです。夜が遅い人だとまだ寝てもいない時間ですね。雨の日は朝の準備で「雨ビ(あめび)」と呼ばれるビニールを新聞にかける必要があるので大変なんだそうです。それがあるおかげで、雨でも雪でも私たちは新聞を読むことができるんですね。 - 16時〜18時
夕刊の準備、配達はこの時間になるようです。朝刊と異なり折り込み広告がないため、準備時間は朝ほどかからないのだとか。これ以外の時間帯に電話番やミーティング、集金、拡張(営業)といった仕事が入ってくるそうです。ただ配るだけでないのが大変そうですが、お客様とコミュニケーションを取れる時間を楽しみに働いている方も多いようです。
こちらは外人さんですが、新聞配達のテクニックを披露しているので良かったらご覧下さい!
▼新聞配達テクニック
「新聞配達の日」だから……新聞のすばらしさについて考えよう。
情報化社会と言われる現代、ニュースを手に入れる手段は昔に比べて遥かに多様になりましたね。パソコンを開く度についでにニュース速報を覗く人や、移動中にササっとスマートフォンでニュースを見るという人も多いのではないでしょうか。そんな現代において、紙媒体である新聞のメリットとは何でしょうか? 3つほど具体例を挙げてみましょう。
- 自分の好きなタイミングに好きな記事だけを読めるところ。
トイレでも電車でも、読みたい時に読みたいところだけを読めるのは利点ですね。 - 読解力がついたり、漢字を覚えられるところ。
ちょっと勉強くさいですが、これは自分の力で頭に入れるからこそのメリットです。 - 何度でも読み返せるところ。
よく分からない内容や忘れてしまった内容を何度も見返せるのは知識の定着にも大切なことです。
新聞には他にもたくさんの良いところがあります。同時に、テレビやネットニュースにおいてもそれぞれに利点があるので、賢く利用して情報化社会に流されないようにしたいですね。
「新聞配達の日」 まとめ
いかがでしたか? 普段私たちが読んでいる新聞ですが、このようにして配達されていたんですね。ちなみに、10月の15〜21日は日本新聞協会が制定している「新聞期間」であり、その間に来る日曜日は「新聞配達の日・新聞少年の日」というのだとか。同名で異なる日に記念日があるのは不思議な感じがしますが、どちらの日も「新聞屋さん」に感謝して、新聞を読みたいですね。