一口かじればシャクシャクとみずみずしい甘さが口の中に広がる梨は、大人も子供も大好きな秋の味覚ですよね。形はリンゴに似ているけどいつもと違う味だぞ? と子供時代に思った人も多いのではないでしょうか? そんなリンゴにも並ぶ秋の味覚の代表格である梨ですが、梨の日は7月4日だってこと、知っていましたか? なぜこの日に設定したのか、気になったので調べてみました!
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梨の日が7月4日である意味は? たぶん想像はつくと思いますが……
冒頭にもあげた通り、梨の日は7月4日です。そこで、なぜこの日に制定されたのかですが、「まさかそんな安易な理由じゃないよね……」と思ったそこの貴方。そのまさかです。
「な(7)し(4)」と語呂がいいからという意味で、2004年に鳥取県東郷町(現 湯梨浜町)の「東郷町二十世紀梨を大切にする町づくり委員会」が7月4日を梨の日に制定しました。この制定が決まった年は、東郷町に二十世紀梨が持ち込まれてからちょうど100年目の年にあたります。
梨の生産地で言うと千葉や茨城についで、鳥取は生産量第3位にランクインしていますが、鳥取市は梨の消費量日本一なんです! この日に梨を食べたいと思うとまだ収穫の時期には早すぎてしまいますが、せっかくなので、梨についてもっと探っていってみましょう!!
7月4日は梨の日だから… 梨についてもっと知りたくなってきた
7月頭ではまだ早いという梨の収穫期ですが、本来は8月の下旬から11月ごろまでが最盛期となっています。秋の味覚と言われるのも納得の時期ですね。
日本で梨というと基本的にはシャリシャリと瑞々しい和ナシを指しますが、梨には大きく分けて他に、洋ナシと中国ナシがあります。洋ナシはねっとりと柔らかな舌触りが特徴で、中国ナシは和ナシと洋ナシの特徴の間くらいをしています。洋ナシはラフランスの名で日本でも親しまれていますね。
梨の品種は皮の色から赤梨系と青梨系に分類でき、赤梨系には「幸水」や「豊水」といった品種が、青梨系には「二十世紀梨」や「なつひめ」などの品種が挙げられます。また、日本で梨が食べられ始めたのはなんと弥生時代のこと! 現代ほどの甘さはなかったと思われますが、暑い日なんかには水分豊富な果物として喜んで食べていたのかもしれませんね。
梨の日といえば千葉県船橋市の「ふなっしー」。 それは外せません。
ところで、梨と言えば人気者のキャラクターがいたことを忘れてはいけません。そう、千葉県船橋市の「非公認キャラクター」である、梨の妖精『ふなっし—』です!!神出鬼没で予測不能な動きをするふなっしーですが、あまりに激しい動きをするため地元の千葉日報には「ゆるキャラらしくない俊敏な動きが不気味」と言われてしまうほど。「ヒャッハー」や「梨汁ブシャー」などのセリフが有名ですね。着ぐるみは動きが激しすぎる故に損傷が多く、新しいものに更新しているとのこと。
そんなふなっしーですが、両親は普通の梨の木なんだとか。274人兄弟の4男で138年7月4日(梨の日)生まれの1887歳。本名は「フナディウス4世」と言います。梨の収穫期より誕生日が早いのは、妖精だからでしょうか。
因みに、138年は第14代ローマ皇帝であるハドリアヌスが死去し、第15代皇帝アントニヌス・ピウスが即位した日でもあります。後漢の第10代皇帝、質帝の誕生日でもあるので、質帝とふなっしーは同い年ということになります。質帝としては、梨の妖精と同い年と言われても微妙な心境かもしれませんね。
こちらは梨のPRで大暴れする『ふなっしー』の動画です。
▼2015.8.8 ふなっしー、今年も北海道に梨のPRに来たなっしー(MOP) 16:58
梨の日 まとめ
いかがでしたか? 語呂合わせから決められた梨の日なので、この日に梨を楽しむことは難しいですが、せっかくなので、今年も美味しい梨がたくさんできることを願いましょう!!