春が旬の味覚、たけのこ。

とあるチャットが盛んなオンラインゲームで、海外勢の友達に「今日の晩御飯はたけのこの煮物を食べたんだ」と、話したりしていたんですよね。

すると彼が……

「たけのこって食べた事がないんだけど、あれは美味しいの?」

と聞いて来るんです。

聞けば海外ではたけのこが珍しいらしく、アジアンスーパーなどで売っている事もあるそうですが、彼はもちろんほとんどの人が食べた事はないそうです。

簡単にネットの反応を見てみても、

「タケノコってどんな味がするの?」
「なんて美味しそうなんだ」
「掘る所から楽しめるなんてやってみたくなる!」

という反応をちらほら見かけますよね。

そこで、そんな外国人の友人知人へ、たけのこの美味しさ、たけのこ掘りの楽しさを説明していく為の例文を、今回はご紹介していきたいと思います。

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たけのこの文化を英語で説明してみよう!

たけのこを英語に訳すと?

まずはたけのこを英語に訳してみましょう。

「竹」を英語で言うと“bamboo”と言うのはご存知でしょうか。

たけのこはこれに“shoot”「新芽」という意味の単語が加えられます。

つまり、

たけのこ=“bamboo shoot”

となるのです。

もうひとつ、

たけのこ=“bamboo sprout”

という呼び方もあります。

この“sprout”という単語も「新芽」を意味するので、どちらか覚えやすい方を使ってみてくださいね。

単語だけだったら、ググればすぐに出てくると思いますが、このように単語のパーツの意味を捉えられると、理解が深まりますね。

たけのこについて英語で説明してみよう!

では実際に例文を見てみましょう。まず、たけのこの旬を紹介する文章です。

たけのこは毎年この時期が旬になるんだ。
“Bamboo sprouts come into season at this time of year.”

こちらは新和英中辞典に記載されているものです。スマートに言えるとかっこいいですが、ちょっと覚えるのが大変だ、という印象を持つ方も居ますよね。

そこでよりラフに。また「この時期」ではなく「春」に旬が来ると伝えるなら、

たけのこの旬は春になるんだ。
“Spring will be in season for bomboo shoots.”

となります。

私(筆者)はこちらの方が覚えやすく、会話にも組み込みやすいのでおすすめです。

それともうひとつ、海外の方に伝える面白い例文がありまして、それがこちら。

許可のない所で、たけのこを採ってはいけないよ。
“Do not take bamboo shoots where there is no permission.”

これです。

そう、勝手にたけのこを採ってはいけない。ここに驚いている海外の方も多く「この説明があるだけで助かるよ」という反応もあったくらいです。

こういう「日本では当たり前だけど、海外だと知られていない」ポイントに気付いて説明できると、よりユニークな会話になると思いますよ。

それから、これはたけのこはたけのこでも「たけのこの里」で英語レッスンをするという、ちょっと面白い動画。なかなか楽しい発想だなと思ったので、ぜひご覧になってみてください。

▼「たけのこの里」で英語レッスン - プレシャス・キッズ英語キャンプ

外国人にたけのこ料理を紹介する使える例文集

たけのこご飯を説明してみよう!

では、たけのこ料理について実際に説明してみましょう。まず紹介するのが「たけのこご飯」。ご飯と一緒にたけのこを炊いた美味しい日本の食べ物。

まず「たけのこご飯」を英語に訳すとこうなります。

たけのこご飯=“rice with bamboo shoots”

直訳すれば「たけのことご飯」そのままの意味でわかりやすいですよね。

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これを簡単に説明する例文は、

『たけのこご飯』は、たけのこを一緒に炊き上げたご飯です。
“〝rice with bamboo shoots〝is rice cooked with bamboo shoots together.”

となります。

この時よくある質問で「“rice cooked a ~”のように、“cooked”の後に“a”が要るのか?」というものがありますが、これはどの例文でも必要ないので、入れてしまわないよう注意しましょう。

たけのこの煮物を紹介するには?

続けて見ていくのが、冒頭にも出しました「たけのこの煮物」です。

これを英語に訳せば、

たけのこの煮物=“simmered bamboo shoots”

となります。

“simmered”は煮物の事で、同じように“simmered ~”とすれば、芋の煮付けやかぼちゃの煮物などを表す事ができますね。

そしてもう一つ、煮物を表す言葉があります。それが、日本でも御馴染みの言葉、

シチュー
“stew”

なのです。

北米に行った知人に確認すると、スープ系だけではなく肉じゃがのような料理も海外では“stew”と呼ぶそうです。

なので「たけのこの煮物を食べたんだ」という日本語を英語に訳す場合、

“I ate a simmered bamboo shoots”
よりも
“I ate a bamboo shoot’s stew”

として見た方が、伝える側としても覚えやすく馴染み深いですし、これだけでどのような食べ物なのかを伝える事ができるわけです。

日本のたけのこ料理に外国人が熱狂する理由

どうして外国人はたけのこが好きなの?

では、なぜ外国人にたけのこが人気なのか。そもそも本当に興味があるのか、その反応を紹介しておきますね。

まず人気の理由はいたってシンプル。

海外では「竹」がそもそも珍しいのです。竹の分布についてご紹介しておきましょう。

日本以外にも、竹は中国をはじめとし、タイ、ベトナム、ミャンマーやインドなど、東南アジアを中心に自生しています。

ただ、驚く事に世界の竹林面積は、今挙げた国で8割。世界中にある竹のほとんどがこの数カ国に集まっているのです。

このデータだけを見てわかる通り、アメリカやヨーロッパでは非常に珍しい植物であり、もちろん、たけのこを食べる機会はあまりないのが解りますね。

実際の反応を見てみた

実際に動画サイトなどで、外国人の方がたけのこ料理を食べる動画などがアップされていますが、これらも大変な反響を得ています。

そこに寄せられたコメントを抜粋しますと、

  • 竹ってこんなに美味しそうな料理になるんだ!
  • たけのこのスープは本当に美味しいから皆も食べてみて。
  • 日本に行ったら絶対に食べてみたい物が、このたけのこだ。
  • ベジタリアンには最適かも。ステーキみたいに作れるなんてすごすぎる。
  • 肉を使わないで美味しい料理が作れるなんて、アメリカにオープンしたら大儲けできるよ!
  • など多数。

    海外では「たけのこは缶詰でしか売っていないよ」というコメントもありましたが、やはり、採れたて新鮮のたけのこは、誰もが一度は食べてみたいと思うようです。

    あと前述で「旬の時期を伝える例文」をお伝えしましたが、もっと深く理解したい方は、こちらの記事にまとめましたので、併せてどうぞ。

    たけのこを英語で訳して外国人に説明したい! まとめ

    いかがでしたか? 私(筆者)もあらためて驚かされたのが、世界の竹の分布範囲。

    言われてみればヨーロッパやアメリカに竹が生えているなんて、聞いた事がありませんでしたよね。

    地元にない物は珍しいと感じますし、美味しい物なら一度は食べてみたいと考えるのも頷けます。

    たけのこ料理は他にもいろんな物があります。

    それらをすべて英語で説明するのは難しいかも知れませんが、ぜひ、みなさんの友人・知人らが日本を訪れた際には、いろんな和食を振る舞ってあげてくださいね。

    あと下の「関連記事」にも、色々なたけのこに関する豆知識を載せていますので、併せてご覧ください!

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