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先日、実家に用事があり、車で飛ばしていたところ、妙な広告を見つけました。

「ボジョレーヌーボーの白ワインあります!」

「ええっ? ボジョレーに白?」私(筆者)も自称ワイン好きとして、ボジョレーの白なんて聞いたこともなかったので、どういうことか? と思い、調べてみました。

ワインは奥深いので、もしかしたら私の知識不足で知らなかっただけかもしれない……と思いきや、結論から言いますと、ボジョレーヌーボーに白はありません!

でもゆくゆく調べたら、フランスのボジョレー地区でも白ワインは造ってるんですね。ただ、それを「ボジョレーヌーボー」というブランド名では売り出さないのです。

ボジョレーヌーボーには厳格な品質の定義があって、それに従えば、当然のごとく赤ワインしか造れないことになるのですが、どうしてそんな誤解が生まれたのか? 今回の記事では、その辺りの事情をご説明したいと思います。

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ボジョレーヌーボー「白」の誤解を徹底検証

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ボジョレーに白はない根拠

「実は、白ワインのボジョレーヌーボーもありますよ!」と驚かそうとする人がいれば、それは誤解をしています。白のヌーボー(新酒)はありますが、それはボジョレー産ではなく、白のボジョレーワインはありますが、それはボジョレーヌーボーではないのです。

これはどういうことかご説明します。ボジョレーヌーボーに使われるブドウは、「その年にボジョレーで収穫された、100%のガメイ種ブドウであること」が法律で義務付けられているんですね。

で、「ガメイ種ブドウって何?」という方のために、もう少し詳しく掘り下げてみます。

誤解の理由…ガメイ種ブドウとは?

ガメイ種は赤ワインを作るための品種で、ほとんどが赤ワインに使われます。なので白のヌーボーがあれば、それはボジョレーではなく他の産地のものとなります。

また、ヌーボーではない通常のボジョレーワインには、ガメイ種を使った赤だけでなく、シャルドネ種というブドウを使った白もあるのです。

こういう訳で、「白のボジョレー」と「白のヌーボー」はありますが、白のボジョレーヌーボーはないのです。これが誤解の理由なのではないでしょうか?

しかし、これは呼び方の問題であって、ボジョレーには美味しい白ワインがあることは知っておいて損は無いと思いますよ。

こちらは上記の「白のヌーボー」の銘柄を解説した動画になります。美味しそうですね!

▼2012 ラグラーブ・ヌーボー白

2016年に来る?ボジョレー地方のおすすめ白ワインは?

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マコン・ヴィラージュ・ヌーヴォー

白ワインのヌーボー(新酒)は「マコン・ヴィラージュ・ヌーヴォー」が有名です。ボジョレー地区の北隣りにマコネ地区があり、そこは、白のヌーボーで知られています。

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ここのヌーボーは、ボジョレーとは逆で、赤が無くて白のみです。マコン・ヴィラージュ・ヌーボー [2016]は、「楽天」でも予約が受け付けられていて、11月16日入荷予定のようです。

ブルゴーニュ・ブラン

ヌーボーのつかない白ワインは、世界中で最も有名な白ワイン用ブドウのシャルドネ種からできています。このブドウの名は、フランスのブルゴーニュにある小さな村から来ていて、そこが白ワインの元祖となっています。

このブルゴーニュで造られる白ワインが「ブルゴーニュ・ブラン(白)」ですが、95%が赤ワインのボジョレーでも、残り5%は「ブルゴーニュ・ブラン」を造っています。ただしラベルのワイン名は「ブルゴーニュ」表記です。

こちらは「ブルゴーニュ・ブラン」でも最高級と言われるワインと言われて、お値段の方も「最高級」となっています……。人生で一度でいいから、口にしたいものですね。
ブルゴーニュ・ブラン キュヴェ・アントワン [2013] カトリーヌ・エ・クロード・マレシャル

今さら聞けない…そもそも「赤」と「白」の違いって?

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最後に今さら聞けない……という方のために「赤ワイン」と「白ワイン」の違いを説明したいと思います。聞かれたら、すぐ答えられるような知識を身につけてくださいね。

絶対抑えるべき基本

大きな違いは皮と種子を使うかどうかと、原料となるブドウの種類の違いです。皮と種子を使うと赤ワインができ、皮と種子を取り除いて造るのが白ワインです。

そして、赤ワインは赤ブドウや黒ブドウから造り、白ワインは、黄白色か薄い紅色のブドウから造られます。

赤ワインは、皮や種子も果肉とともに発酵させ、皮から赤の色素を、種子から渋いタンニン質を取り出してから発酵させるのに対して、白ワインは皮と種子を除いてから、果実のみを発酵させるんですね。

味の違いは?

白ワインと赤ワインの味の違いはどうでしょう? 簡単に説明したいと思います。

白ワインはタンニンが微量なので、赤ワインよりも口当たりが滑らかで非常に飲みやすいです。ですから、ワインの初心者やワインが苦手な人向きと言えるでしょう。

これに対して、赤ワインは、長期熟成させれる楽しみと、複雑な味わいが魅力です。白ワインに比べて味わいや香りが複雑で、奥の深い旨味やコクが味わえます。なので、ワイン愛好家たちが愛するワインは圧倒的に赤ワインが多いのです。

ボジョレーヌーボー「白」の真相 まとめ

いかがでしたでしょうか? 繰り返しになりますが、「ボジョレーヌーボーの白」は絶対にありません。しかし「ボジョレーヌーボー 白」といったキーワードで検索すると、意外とその商品案内がホームページにあったりします。

ただ、そのサイトは知識が無い人が作っていると思われる、少しいい加減な案内サイトかも知れませんので注意が必要です。

しかし、「ボジョレーの白ワイン」や「ヌーボーの白ワイン」が存在することも知ることができました。後は、ボジョレーヌーボーやブルゴーニュ・ブランに合う料理を研究してみるのもいいですね。

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