「童謡の日」なんてかわいい響きの日がある! とほんわかした気分で調べたら期待とは違って、怖くなってしまいました……。何気なく口にしていた歌詞についてよく考えてみたら、なんか不気味なんですよね。
童謡の日にちょっと怖い童謡の歌詞について考える
子供の声で歌われていると明るい印象になるのであまり気付きませんが…大人になってじっくりと歌詞の意味を考えると、なんか怖いんです。薄ら不気味とでもいうんでしょうか。例えば、この 「とおりゃんせ」 の歌詞です。
とぉりゃんせ、とぉりゃんせ
ここは何処の細道じゃ
天神様の細道じゃ
ちょっと通して下しゃんせ
御用の無いもの通しゃせぬ
この子の七つのお祝いに、お札を納めに参ります
行きはよいよい、帰りは怖い、
怖いながらも、とおりゃんせ、とおりゃんせ
文字にしてみるとよく分かると思うんですが、結構難しい言葉も使っています。しかも、これって、誰が通せんぼしてるのかな? とか、帰り怖いってなんで!? とか疑問なことばっかりです。もう突っ込みどころが多すぎてどうしていいか分からないレベルです。たぶん、大人になると、イメージを思い浮かべるからでしょうね。ちょっと知りたくないような知りたいような気持ちにさせられます。
そして、この童謡もなんか怖いんですよね。そう、日本全国みんな知っている 「かごめかごめ」 です。
かごめ かごめ
かごのなかのとりは
いついつでやる
よあけのばんに
つるとかめがすべった
うしろのしょうめんだあれ
「うしろのしょうめんだあれ」 って、後ろに立たれるなんて結構な恐怖ですよ。しかも、単純な歌詞なので、それが逆に何かを象徴してそうで、ゾッとします。
童謡の日ってどんな日?その由来にせまってみた!
童謡の日は7月1日ですが、これは、 「赤い鳥」 という文学雑誌が創刊された日なんです。この雑誌創刊日が「童謡の日」の由来ということですね。この雑誌は児童向けに出されたもので、鈴木三重吉という作家が創刊し、途中関東大震災により休刊しながらも、鈴木氏が亡くなるまでの18年間196冊も出されたんです。
この雑誌のコンセプトは、子供の純性を育むための話・歌を作って世の中に広めるというもの。ちなみに、発刊されたのは大正7年7月1日で、賛同者にはあの芥川龍之介・泉鏡花・北原白秋などすごい人がたくさんいたんです。文学史上でも結構この雑誌は有名なんですよ。その日7月1日を日本童謡協会が 「童謡の日」 として制定したんですね。
童謡の日に行われているコンサートはコレだ!
童謡の日には、様々なところで童謡の日コンサートが行われます。
2つだけご紹介しますね!
ベルフォーレ津山
ファミリーコンサートなので、普通のコンサートでは気になって連れていけない子供も参加できます。
やいまねっと
沖縄の石垣でもイベントやっています。ちょっと早い夏休みをとっていくのもいいですね!石垣の素晴らしい光景を前にみんなで歌うなんて気持ちよすぎます!
品川区立総合区民会館での 「童謡の日記念コンサート」 の様子です。くまモンが出たんですね!
▼ハッピーくまモン(童謡コンサート)@品川 2014/07/01
童謡の日 まとめ
童謡の歌詞は怖いんですが、やっぱり懐かしい感じもありますよね。最近、子供たちだけで外で遊んでいる光景なんかは、めっきり見なくなりましたが、童謡は語り継がれているんでしょうか? 気になるところです。
誰が作ってどうやって広まっているのか分かりませんが、かつてはみんな口ずさんでいた童謡の数々。大切な日本の文化だと思いますので、是非次のこれからもずっと歌い継いでほしいと思います。