夏休みに沖縄旅行へ出掛ける人はとっても多いですが、何と言っても旅費が高いですよね。時期を9月にずらすと、ピーク時の7月や8月に比べ1割〜2割程度安くなることがあるので9月にまとまった休みを取って沖縄に行く人は意外と多いのです。

でも9月といえば台風シーズン。沖縄の台風はもの凄いと聞くし、せっかく企画した旅行も台風と重なったら台無しですよね。そこで今回は沖縄にポイントを絞り、過去データをふまえて9月の台風対策をご紹介しますので沖縄へ行く予定の方は必見です!

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台風が沖縄に9月に接近した件数を徹底検証!

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台風が多いことで有名な沖縄ですが、2015年の台風上陸数はなんとゼロ! さらに過去のデータを見ても沖縄に台風が上陸したという記録はなかったのです。例年あんなに報道されているのになぜ? それには気象庁が取り決めた上陸の定義に理由がありました。それを理解して沖縄の台風に関する知識を深めましょう!

上陸とは、台風の中心が北海道・本州・四国・九州の海岸線に達した場合を指します。この条件に沖縄は含まれていないため、決して上陸という表現は使われず、台風接近や通過と言われるんですね。ちなみに接近は台風の中心が各地域の気象官署などから300km以内に接近した場合、通過は小さい島や半島を横切り短時間で再び海に出る場合を指します。

沖縄への台風接近数 9月
2015年 1回
2014年 2回
2013年 1回
2012年 2回
2011年 2回

近年は平均して月に2回程接近するようです。最も接近数の多い年は1966年の5回ですが、それ以降5回を記録した年はありません。沖縄には2週間に1回程台風が接近すると考えて良さそうです。

沖縄旅行で台風に遭遇した場合はどうしたらいいの?

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沖縄の場合、事前に飛行機チケットやホテルを予約しているというケースがほとんどだと思います。行きの飛行機が欠航になり、そもそも沖縄へ行けなかったら、飛行機だけではなく予約したホテルもキャンセルしなくてはなりません。そんな時一番心配なのは、お金の払い戻しがきちんとされるのかということですよね。ここではシチュエーション別に正しい対処法をお教えしちゃいます!

往路(行き)の飛行機が欠航した場合

予約していたのがパッケージツアーであれば、全額返金される事がほとんどです。欠航がわかった時点で旅行会社へ問い合わせてみましょう。

航空券とホテルを別に取っていた場合、航空券の払い戻しは出来ても、全てのホテルが払い戻しに応じてくれるとは限りません。予約前に万が一の事を考えてキャンセル料を確認しておくと良いでしょう。※航空券も、LCCの場合は一部払い戻しが無い会社もあります。

「諦めきれない! どうしても沖縄に行きたい!」という方は便の振替をしましょう。自分が予約した便が欠航になった場合は無料で翌日の便まで振替する事が出来ます。空港カウンターで空席待ち手続きをすれば、満席だった飛行機でもキャンセルが出れば搭乗する事が出来ます。

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沖縄旅行中に台風に遭遇した場合

沖縄で台風に遭遇した場合、残念ながら醍醐味である海は諦めましょう。沖縄の台風の特徴は通過する速度が遅い事であり、通過するのに1日〜2日要することもあります。そんな時は気持ちを切り替えて、外出できそうな程度であれば美ら海水族館などの屋内観光スポットにプランを変更しましょう。

勢力が強く、ホテルに缶詰状態にされる事が予想出来る場合は、台風が本格的に猛威を奮う前にスーパーへ食料を調達しに行く事が大切です。台風に慣れている沖縄県民たちが大量に買い占めて行くので早めの行動を。

沖縄のスーパーには、グルクンの唐揚げやてびちの煮付け、じーまーみー豆腐など物珍しい食料がたくさん! 泣く泣くのプラン変更にはなりそうですが、沖縄の食材とお酒で乾杯するのも良い思い出になりそうですね。

▼こちらの動画は美ら海水族館の館内を紹介しています。さすが沖縄1の観光スポットと謳われるだけありますね!

帰りの飛行機が欠航してしまった場合

別便に振替えるという手段しかありません。往路と一緒で次便から翌日まで振替が出来ます。振替便が予定していた飛行機より高い便になっても追加料金は無し、逆に安くなった場合は返金もしてくれます。(JAL、ANAなど)

しかし欠航した飛行機に搭乗する予定だった人たちが一斉に振替手続きをするため、タイミングによっては次便はおろか、最悪の場合はその日の飛行機で帰れないケースもあります。残念ですが当日に振替が出来なかった場合、もう1日滞在する宿泊費用は自費になってしまうのがほとんどです。

詳しい情報はこちらの情報も参考になります。
JAL国際線-取り消し・払い戻しについて
ANA 悪天候などが理由の払い戻し

沖縄の台風は鬼ヤバい? 過去の被害は?

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沖縄は「台風銀座」と呼ばれる台風の通り道に位置していることもあり、年間多くの台風が通過します。しかも沖縄付近の海は本土の海に比べて水温が高いので、台風の勢力が強いまま沖縄に接近してきます。

そんな沖縄ですが、古くから台風への対策は万全で被害者が少ないのも有名です。しかし過去には大きな被害をもたらしたもの凄い勢力の台風が存在しました。もしもの為に、台風の怖さを目に焼き付けておきましょう!

■2015年8月23日 台風21号

沖縄や九州を中心に、停電や道路の冠水、航空便の欠航や新幹線・在来線の運転見合わせ、高速道路の通行止めなど大きな被害が出ました。沖縄県最大風速は71m。車がやすやすと飛んでいってしまうような風なので人間はひとたまりもありません。

■2014年10月11日 台風19号

本島地方で最大瞬間風速49.7mを観測。那覇市の20代の男性と糸満市の9歳の女の子がいずれもドアに挟まれて指を切断するなど、県内で計18人が重軽傷を負ったほか、物置の壁が飛ぶなどの被害も出ました。那覇空港では全便欠航、沖縄本島内のバスやモノレールも運休。

台風が9月に沖縄に来る確率 まとめ

いかがでしたでしょうか? そもそも台風の多い沖縄なので、旅行の計画を立てている人は万が一の事も考え台風に遭遇した場合のプランを考えておくと良いですね。

地元の方が言うには、梅雨明けの6月後半と10月が台風と少なく一番良い時期のようです。時期の融通が利く方は迷わず6月か10月を狙いましょう! しかし油断は禁物なので、しっかりと準備をして楽しい沖縄旅行にしてくださいね。

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