皆さんは観光の日というものをご存知でしょうか? もし知らないのであれば、あなたはとっても損をしているかもしれません! こちらでは、意外と知られていない観光の日の良さをたっぷりご紹介しようと思います。あなたの旅行が数倍、いや数百倍楽しくなること間違いなしです!

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観光の日の沖縄のPRが本気モード! 気温に負けずアツイぞ!

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〜8月1日は沖縄観光の日〜

沖縄の魅力をより多くの人に伝えるため、沖縄県が独自に制定した観光の日。また、8月1日〜7日までの1週間は観光週間と言い、県民が観光商業に対しての意識や知識の向上を目指し、様々なイベントやキャンペーンが積極的に行われています。

例えば、ミス沖縄たちが観光の日をPRするパレードを国際通りで開催したり、沖縄クリーンアップキャンペーンに貢献した団体や沖縄観光公労者を表彰する県民の集いを沖縄コンベンションセンターで開いたりしています。クリーンアップキャンペーンとは、国内外から来る観光客をキレイな沖縄で迎えるため、環境を大切にすることを県民全員が心掛けようという取り組みです。

こういった県民たちの意識の高さ、素敵な心遣いが長年憧れの観光地として愛される理由なんですね。その他にも、沖縄観光週間には色々な○○の日がありました!

まずご紹介するのはハブ供養の日(8月2日)。ハブ博物公園内で1年の間に死んだハブの供養祭が行われています。なんとこの日は、通常 大人¥620/子供¥310の公園入場料が無料!強力な毒を持つため、恐れられているハブですが、意外な一面を間近で観察・発見できる施設でもあります。

そして沖縄といったら忘れてはいけないエイサーの日(8月3日)。ダジャレのようですがハブの日もエイサーの日も語呂合わせです。エイサーとは先祖を供養するために沖縄諸島全域で踊られる伝統芸能のことで、沖縄ではいくつものエイサー祭りが開催されています。

その中でも、毎年8月第1週目の日曜日に国際通りの活性化のために行われる夏祭りは、一般公募で集められた1000人のパフォーマーによる伝統的なエイサーの他、近年は創作エイサーも加わり、述べ1万人以上のエイサー踊り隊が集まる県内最大のエイサー祭りです。

しかも、県庁前の県民広場で事前に受付を済ませば(参加料¥1,000)、「にわかエイサー隊」として飛び入り参加ができ、観光客もエイサーを楽しめるようになっています。下記サイトでは沖縄のニュースや豆知識、イベント情報がわかりやすく紹介されています。
ごーやーどっとネット

こちらが毎年恒例の大規模で迫力あるなエイサーの動画です!
▼那覇国際通り一万人エイサー踊り隊2015 NTT沖縄MABUI太鼓 No5

観光の日は神戸も黙っていない! 怒涛の寄せのごとく行うPRとは?

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〜10月3日は神戸観光の日〜

さあ、お次にご紹介するのは神戸観光の日です!こちらも神戸市が独自に制定した観光の日であり、理由も沖縄同様、市民の観光施設への親しみや興味の向上とともに、県外、市外からの誘客を目的としています。なぜ10月3日かというと、10月は過ごしやすく秋に向けての観光シーズン幕開けであることと、神戸が舞台となっていたNHKの朝ドラ「風見鶏」の放送スタート日が10月3日であったことも転じています。

観光の日を含む10日前後は観光ウィークと呼ばれており、期間中施設の無料開放や割引、神戸市内一丸となって色々なイベントが行われています。無料開放施設は、パンダの旦旦(タンタン)や昨年の9月に生まれたコアラの赤ちゃんが人気な王子動物園、観光の日の由来にもなった風見鳥の館など約30箇所もあり、水の化学博物館やシルクロード絨毯ミュージアムは観光ウィーク期間中でであればいつでも無料で入れるようになっています。

割引施設も同じく約30箇所あり、神戸のランドマークであるポートタワーも含まれているので、1万ドルの夜景と言われている素晴らしい景色を1度は楽しんでみては? さらに、あんぱんまんミュージアムやとんぼ玉ミュージアムでは観光ウィーク限定のイベントが開催されていたり、イベントも目白押しです!!

9月中旬からは各区役所や観光案内所などで観光ウィークのリーフレットを配布しているのでお近くの方はチェックしてみてくださいね! もちろん遠方からの方のためにホームページ上でもダウンロード出来るようになっていますので、下記ホームページをチェック!
Feel KOBE
※割引はチラシ持参の方対象の施設も多いので忘れないようにしましょう。

どうでしょうか? 沖縄に負けるな! と言わんばかりに、関西らしく気前の良いPRやイベントが盛り沢山の神戸。もし、あなたが神戸旅行を企画しているなら、この神戸観光ウィークははずせません!

観光の日が廃止になってるって本当? その理由が曖昧すぎ…

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観光の日とは元々、国土交通省が1966年に制定した観光週間(8月1日〜7日の1週間)の最初の1日目として8月1日を観光の日と呼ぶようになりました。狙いは国民への観光促進の呼びかけと国内外観光客の増加だと言われています。観光によって日本国内の観光地商業の金銭的な発展や活性化を目指したのですね。

その政策内容は、たとえば鉄道会社や観光施設に「観光期間」を意識したスローガンを掲げたポスターなどを掲示して観光を呼び掛けるような宣伝をするものでした。しかし、2008年に国土交通省の外局である観光省が発足し、国内でも独自で国民に観光を促すよう支援する団体も出来たことから目的が果たされたと判断され廃止となりました。

なんともあっけない廃止の決定が、国民の認知度が低い理由なのですね。

観光の日 まとめ

それでも、国土交通省が定めた観光の日は現在でも沖縄や神戸の町で生き続けています。今年のゴールデンウィークは去年より海外へ行く方が1割以上増えたと聞きました。私たちが生まれた日本。私たちはどれだけの日本を知っているでしょうか? そして、私たちが生きている間にどれだけの日本を知ることが出来るでしょうか?

海外へ行くことも素敵なことだと思いますが、日本にもまだまだ知らないこと、見たことのない景色が沢山あるはず。新しい日本を発見しに、旅に出るのも悪くないのでは?

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