それは、「大人」にとっては懐かしい思い出の1ページを彩る箱。現在は男性も女性も授業で同様に学ぶ「家庭科」の授業の象徴「裁縫セット」です。
そんな世代のお母さん、お父さんたちのお子さんが小学校に上がって、注目されたい裁縫セットを他とは違う、「大人目線」で解説していきたいと思います。
小学生に人気の裁縫セットとは?
現在の「大人」が子供のころ授業で使った裁縫セットの大半のイメージは「プラスチックの箱」。
ひと昔前は、子供たちの子供たちによるガラパゴス文化の状態では物選びのセンスを磨くべくもなく、学校指定のものを「気づいたら持っていた」という方も多いでしょう。良くも悪くも現在は、子供と大人が同様の情報を共有し情報があふれかえる時代。子供には選べる自由が生まれ、そこに大人の競争市場が生まれました。
子どものころの女性は「ままごと」にも見てとれるように大人に憧れる傾向があります。
表紙だけを見れば大人も手に取ってしまいそうな女性の子供向け情報誌には、目を落とせば化粧ポーチにも似た裁縫セット。中身はコンパクトで化粧品の収納の仕方をまるで疑似体験しているかのようです。
それに対して男子は…今も昔も「ドラゴン」が好きであったり(非常に強めの主観です)。後は「何でもいい」と結局母親のセンスに託されていたりもします。女性をターゲットにする企業があるのもうなずけますね。
裁縫道具はこれを押さえておけば大丈夫!
何より一番大切なのは子供本人が気持ちよく長く使えるもの。
コンパクトなポーチ型を選んで陥りやすい失敗は、小型化に特化するあまり収納機能を見落としてしまうことです。
収納機能が悪いと何をどこにしまったかわからなくなった結果、作業効率が悪くなりモチベーションの低下を引き起こす可能性も。そのことで裁縫とのせっかくのいい出会いを逃してしまうといったこともあるかもしれません。
ポーチ型でもゴムバンドがあって収納しやすいものがありますし、従来の箱型でその収納機能の良さを損なわずにコンパクトになっているものもあります。
デザインも現在好きだからといってキャラクターものを選んでしまうと、流行り廃りもありますから持っていることを恥ずかしがるということもあるかもしれません。
物持ちが良ければ大人になっても使えるものですから、見識のある大人の介入も辞さないという心持ちがあっても良いでしょう。
裁縫道具箱、選ぶなら?
持ち運びに便利で、机の上でも場所をとらないこともあり、授業で使う分にはコンパクトなポーチタイプで充分です。いってみれば長年かけて必要最小限のものを追求してきた集大成ともいえる代物で、余計な選択肢がない分、スムーズに授業を受けることができることでしょう。
さらに移動に特化したショルダーバッグ型もあります。前述の2つはデザイン性の高いものも多く、プライベートで普通のカバンとしても使っても違和感はありません。
ただし、将来的にカスタマイズしにくいという点もあります。
例えば、本格的に手芸にとりくみたくなった際、裁ちばさみをはじめ様々な道具を揃えた際には収納の能力が足りません。子供に様々な道を経験してほしいなら、大は小を兼ねることもありますので従来の箱型でいいかもしれませんね。
他にも自分で裁縫道具箱を作るといった選択肢もあります。
こんな動画がありましたので、よかったら参考にしてください。