三大国家資格の一つに挙げられる公認会計士ですが、7月6日が「公認会計士の日」だということはご存じでしたか? 人気資格である公認会計士にまつわる記念日について、どのようなことがあるのか気になったので調べてみました。
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7月6日は公認会計士の日。 すごい人が講演しています。
公認会計士の日は、1948年7月6日に「公認会計士法」が制定されたことを記念して、日本公認会計士協会によってこの日に定められました。ちなみに日本公認会計士協会とは、公認会計士が自主規制機関として組織する特別民間法人のこと。公認会計士と監査法人は皆、この協会に入ることが義務付けられています。
毎年、日本公認会計士協会の東京会はこの日に合わせて公認会計士法制定の基本理念の再認識と、新たな躍進を期すことを目的として全国で広報活動を行っているほか、ゲストを招いての記念特別講演会を開催しています。
実はその、ゲストがすごいのです! 過去にはなんと、元内閣総理大臣の小泉純一郎氏が講演しているのです!元とはいえ、総理大臣が講演なんて、豪華ですよね。次項にはその時の様子をまとめてみました。
「公認会計士の日」の講演会で語られた小泉純一郎氏の思いとは!?
内閣総理大臣であったころから一匹狼として自分の考えをはっきりと主張することで多くの支持を得ていた小泉元首相ですが、今もなおその人気は衰えないようで、この講演会でも4000人以上の聴衆の前で行われました。小泉節は相変わらず健在で、要所要所に笑いを挟みながらの講演になったようです。
90分間にわたって小泉元首相が語ったのは、脱原発について。首相だった当時は「クリーンで安全なエネルギー」と信じていた原子力エネルギーが、今回の福島原発の事故で全く安全なものではないことに気づいた、人間の考えは変わってもいい、と発言しました。そして、過ちだったと気づいたらそのまま黙っていてはいけない、とも。
これは、政治だけでなく一般社会でも当たり前のことですよね。間違えに気づいたらそれを改めてより良くしていく。それは国単位でも人単位でも同じことです。
また、講演の終盤にはクラーク博士の「少年よ、大志を抱け」の言葉を持ち出し、「老人が大志を持ったっていいじゃないか」と発言しました。原発ゼロで自然と共に生きるということが、小泉元首相にとっての政界を引退して、もう出馬の意思は100%ないとしている小泉元首相ですが、これだけの大志なのだとか。政界を退いてなお、多くの支持を集める小泉元首相のこの言葉は、歳を重ねてきた人々への大きなエールにもなったのではないでしょうか。
「公認会計士の日」のものではありませんが、小泉元首相の講演動画です!
▼2015年9月3日 小泉純一郎氏講演会「日本の歩むべき道」(小田原)
「公認会計士の日」に大賞が決まるらしい…それってどんなもの?
「公認会計士の日」に大賞・・・と聞いても、一体何の大賞なのかはよくわからないですよね。2009年に日本公認会計士協会によって、この制度は生まれました。
“会計・監査等に対する社会的関心の向上に貢献した者、公認会計士制度の普及に貢献した者、公認会計士の社会的地位及び知名度の向上に貢献した者を対象とし、毎年、過去一年間を中心とした活動の功績が顕著な者を表彰する制度である”
ちなみに、この大賞は公認会計士に限定されていないということなので、これを満たすような素晴らしい活動をしていたら、公認会計士でなくても受賞できるとのこと。過去には「公認会計士の日」大賞の特別賞を、NHKドラマ「監査法人」の制作スタッフが受賞しています。もしかしたらこれを読んでくださっている貴方も、次の受賞者に選ばれるかもしれませんね。
公認会計士の日 まとめ
いかがだったでしょうか? 「公認会計士の日」に日本公認会計士協会が開催している特別記念講演会は一般人でも応募可能なんで、機会があったら足を運んでみてくださいね!