こどもの日にお馴染みの鯉のぼり。
5月が近づくと、それぞれの庭やベランダに鯉のぼりを揚げると思います。
私(筆者)の実家は山と田んぼばかりの田舎で、自然が豊かだからこそ、電線も通らないような青空に鯉のぼりを泳がせるのがすっかり恒例なのですが、大きな鯉のぼりを揚げるのはそれだけ大変なのですよね。
数メートルのポールを立てないといけませんし、基盤の所も工事が必要になります。大変なんですよね。
今回はそんなちょっと大変な鯉のぼりのポール、その設置方法と、ポールを立てる際に役立つお得な情報をお届けしていきたいと思います!
目次
ポールの立て方。手順とコツはこれ!
手順をまずは確認しよう
ではポールを立てる手順。ここでは「張り網が必要なタイプ」と「張り網が必要ではないタイプ」をそれぞれ、簡単に確認しておきましょう。
1、パイルを地面に打ち込み基部を固定する。
2、矢車と滑車を固定し、引き揚げ用ロープを取り付ける。
3、ポールをパイルに被せ、上から順に伸ばす。
4、補助ロープを伸ばし、固定したら完成。
1、パイルコンクリートで固定する。
2、ポールをすべて伸ばし、横に寝かせて基部に取り付ける。
3、矢車に滑車、ロープを取り付ける。
4、ポールを立てて、基部に改めて固定して完成。
どちらも手順自体は難しくないのですが、ポールはとても大きく重たいので、安全の為、大人2~3人以上で組み立てるようにしましょう。
また、ポールを選ぶ際のポイントとして、
という点に注意してみてください。
立てる時のコツってあるの?
ポールを立てる際に最も注意しなければならないのが、基盤作りです。
セメントで固める場合、パイルの下部分にセメントが流れ込むと基盤が傾いたりして安定性に不安が出ます。
一度固まると頑丈な分取り外すのが難しいので、真っ直ぐ立てられるよう注意しましょう。
難しい場合は土木建築の業者に頼めば、設置を代行してくれますよ。
パイルを直接地面に打ち込む場合は、大きな木槌でしっかりと打ち込んでおきましょう。
また、横に寝かせたポールを立てる場合、ポールの上部側から基盤に向けて起こすとやりやすいです。こちらは多くの方が自然と行っているかも知れませんね。
既に立てているポールを伸ばす時は、1メートルくらいの脚立を用意しておきましょう。こちらも事故には十分注意してくださいね。
その他不安がある方は、実際にポールを設置している動画などもありますので、そちらを参考にしてみてください。
▼鯉のぼり ポールの立て方 Carp streamer
鯉のぼりはどう揚げればいい?管理に必要な事は?
つける順番には気を付けよう
鯉のぼりの揚げ方は、引き揚げロープを引くだけなのでとても簡単です。
子どもの頃、私(筆者)の地元では学校行事や運動会などで、国旗や校旗の掲揚を子どもの手で行っていたのですが、そういった経験があると、この仕組みは想像しやすいかも知れませんね。
ここで注意したいのが、取り付ける順番です。
間違って逆さまの校旗が揚がるように、鯉のぼりも、順番がちぐはぐにならないように注意しておきましょう。
鯉のぼりの大きさにもよるのですが、基本的に1メートルほどの間隔をあけて取り付けてください。
雨の日には注意が必要
鯉のぼりを管理する際、気を付けなければいけないのが雨です。
濡れてしまうと染みが出来てしまうのはもちろん、傷みも早くなってしまいます。本当は雨の日に飾るのが正しいとされる鯉のぼりですが、なるべく降ろすようにしましょう。
また、鯉のぼりを綺麗に保つ為に、大きなポリバケツを基盤のところに用意しておくとすごく便利です。
降ろす時はバケツの中にしまっておけば、濡れるのも防げるし取り外しする必要もないので非常に管理が楽になります。
ぜひ、試してみてくださいね。
片付ける時はここに気を付けて!
鯉のぼり汚れはさっと水洗いで
では、片付ける時の注意点です。
鯉のぼりを洗う時は、漂白剤などの入った洗剤を使わないよう気を付けましょう。生地が傷んでしまう恐れがあります。
中性洗剤を使えば大丈夫ですが、不安な方は水洗いでもOKです。
また、洗う時はあまり強く擦り過ぎると、こちらも傷に繋がります。手で優しく撫でるくらいの洗い方で大丈夫なので、注意しておきましょう。
ちなみに先程紹介したポリバケツに水を張って、洗剤、もしくは水に浸けるなどすると洗いやすいです。
洗った後はしっかりと乾かしからしまってくださいね。湿ったままだと翌年に地獄を見る事になります。
ポールも整備をしっかりと
設置したポールですが、こちらも本体部分はしっかりと乾かし、来年の為に片付けておきましょう。
基盤はメーカーによってかなり違うと思いますが、基本的に地上に出ている部分を外し、蓋をしておく事になると思います。
こちらはそれぞれお手持ちの説明書に処理の仕方が書いてあると思うので、参考にしてみてください。
ポールを保存する際に注意点としては、矢車や滑車にはちゃんと油をさしておくようにしてください。
次の年まったく動かなくなってしまわないように注意しましょう。
ちなみに特大の鯉のぼりを飾るからには、鯉のぼりの由来などの基礎知識ぐらいは頭に入れておきたいですよね。ということで、こちらの記事にまとめましたので、併せてどうぞ。
鯉のぼりのポールの設置方法って? まとめ
いかがでしたか? ポールにもいろんな種類がありますし、商品によって差異はあると思います。今回は私(筆者)の家で行った手順などを元に紹介させて頂きました。
特に注意して貰いたいのが、設置の後、鯉のぼりの管理ですよね。
雨の日に揚げっぱなしだと後で痛い目を見てしまうので、こちら、天気には本当に気を付けましょう。
また片付けの時は、鯉のぼりもポールも湿気厳禁です。濡れたまま片付けないようにだけ注意してくださいね。
あと下の「関連記事」にも、鯉のぼりや端午の節句の由来に関する情報を載せていますので、併せてご覧ください!