本格的な冬に入って、朝起きた時に喉が痛い……

こんな経験、あなたもありませんか? 私は年に1、2回はあるのですが、その度にこんな事を考えてしまいます。

喉の痛みは自分の体が風邪ウイルスを容易に侵入させてしまうぐらい弱っていることを人に知らせるためのサイン。

そう行った意味で喉が痛み出すのだとすると、風邪の症状とうまく付き合うことが大切ですね。今回の記事は、なぜ風邪は喉の痛みから来るのか? そして風邪対策の「いろは」をお伝えしようと思います。

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風邪の引き始めが喉の痛みに出る理由とは?

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これが喉の痛みの原因

いきなり結論ですが、風邪で喉が痛くなる原因は……

1. 空気が乾燥する
2. 渇いた喉の粘膜に風邪の菌が付着
3. その部分が炎症を起こす

この流れによるものです。

喉の痛みは戦闘モード

このような理由から、喉の痛みは風邪のウイルスと戦っている証拠なんです。

呼吸器には異物を排除する働きがあり、常に外気と触れる喉には粘液で異物を付着した後、外に排出しようとする感染防御機能があるのです。

喉が炎症を起こすというのは、ウイルスを追い出そうとして免疫反応が活発になっているということなのです。逆に、喉が痛い間はウイルスも元気に活動していることにもなります。

風邪ウイルスに対抗する体にとって、喉は風邪戦争の最前線と言えるでしょう。しかも、それは自国が敵の侵入を許そうとしている非常事態です。

これは防衛線ですから、敵が侵入してくる箇所に戦力を全力投入するのは当然です。そういう意味で、風邪の引き始めに喉の痛みをケアするのはとても大切なことなのです。

こちらの動画では、そんな辛い喉の痛みを自力で治す方法や、予防法などを解説しています。かなりタメになるので、一度見ておくことをオススメします。

▼喉の痛み・違和感を治す方法!空気が乾燥して喉が渇く痛み症状の治し方・風邪の予防方法

喉の痛みと同時に現れやすい症状とは?

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その他の症状と寒気の対処法

時には喉の痛みだけで治まる風邪もありますが、喉の痛みと並行して他の症状が始まる場合もあります。むしろ、そのケースが多いでしょう。

他の症状としては……

  • 寒気
  • 頭痛
  • 鼻水

などが考えられます。

熱が上がる前に出る兆候が寒気。薄着ではないのに、背筋から寒気を感じるような場合は、数時間後に発熱することが多いです。

寒気は、厚着や蒲団、入浴などで外側から温めることと、消化に良い温かな食べ物(おかゆやうどん、スープなど)で内側から温めることの両方で対処してください。

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この症状が出たら本格的に風邪です

風邪のウイルスがすでに全身に回っていると、頭痛などの症状が出始めることになりますから要注意です。頭痛が始まっている場合は、本格的な風邪になっていると言えます。

頭痛の対処としては、頭の痛いところを冷やしましょう。この時、痛い部分だけを冷やし、他の部分は冷やさないように注意することが肝心です。

鼻水や咳も同様にウイルスが全身に回り始めている証拠です。咳やくしゃみが止まらない場合には、翌日に症状が悪化していく可能性もあります。水分補給や栄養食をしっかりとり、睡眠を十分にとることが大切です。

寒気、頭痛、鼻水や咳などの症状も、体が風邪ウイルスを体外に出そうとしている兆候です。むやみに薬で治そうとする必要はありません。

喉の痛みに効果的な方法教えます!

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自宅ですぐにできる対処法とは?

風邪かも……違和感を感じたら、すぐに撃退法を始める!

これが一番大事です。まずは体を温め、お茶でうがいをしてみましょう。

お茶には免疫活性作用がある「カテキン」が含まれています。温めたお茶でのうがいは白血球の動きを活発にさせ、ウイルスへの抵抗力が高まります。

風呂に入ることで体温を上げ、同時に免疫力を上げることも効果があります。体温が1度上がると免疫力は5〜6倍になると言われています。風邪のウイルスと戦うのに大いに効果的ですね。

他にもココは抑えよう!

風邪を本格的にひいてしまった場合、水分補給も大切です。

水分補給と体を温めるのと、喉のケアにも良い飲物として、はちみつ入り紅茶がうってつけです。風邪に乾燥した空気が悪いのは知っていると思いますが、喉も乾燥させないように、水分補給もしっかり行いましょう。

白血球は体の中でウイルスを駆除するのに大切な働きをします。その働きを助けてくれるのがビタミンC。これを多く含む食事を摂ることも大事です。適度な食事がなければ、サプリメントで補給しましょう。

あと睡眠を十分とることが最も大事です。睡眠も免疫力を高める効果があります。睡眠不足の人は睡眠が十分足りている人に比べ、約5.2倍風邪を引きやすいという研究結果があるくらいです。

最後に「風邪をひいてしまった場合の食事」ですが、こちらの記事で詳しく解説していますので、併せて読んでみることをオススメします。

風邪の引き始めで喉が痛い理由 まとめ

いかがでしたでしょうか? 風邪で喉が痛くなるのは、喉の乾燥と粘膜とウイルスの関係が原因になっているのですね。

喉の痛みも、風邪から来る他の症状も、ウイルスを体外に出したり死滅させたりするために、体が行う自然な反応だということを理解しておきましょう。

それを知った上で、できるだけ薬を使わない風邪対策法を実行すれば、たいていの風邪は撃退できるはずです。

何よりも大事なことは、風邪を引いてしまってから慌てるのではなく、引かないようにする対策を日頃から心がけておくことですね。めったに風邪を引かない人は、おそらく、その対策法が習慣になっているのだと思います。

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