私(筆者)の友人には何人か、海外出身の方がいます。職業上グローバルな付き合いができやすいのも理由で、彼らはもちろん日本語がぺらっぺらです。
そんな彼らと話していれば、自然と、日本の文化を彼らに教えてあげたりする事があります。お正月やバレンタインなどが記憶に新しい所になるわけですが、もうすぐ「こどもの日」がやってきますよね。
そこで今回は、「鯉のぼり」。こちらをどう説明していけるのか、それを調べてみようと思いました。
英語で鯉のぼりはなんと言えばいいのか。簡単に説明できる例文はないだろうか? ちょこっと調べてみたので、そちらをご紹介していきますね。
目次
えっ? これだけ? 鯉のぼりを英語であっさり説明できる例文集
「鯉のぼり」を英語でなんと言う?
まずは今回のキーワードとなる「鯉のぼり」。
これを英語で言うと….
こうなります。
ここで面白かったのが、鯉のぼりを、どうして「複数形」ではなく「単数形」の“crap”で表しているのか、です。
これには簡単な理由があり、英語では魚や羊のように、あまりに数が多く一目見ただけでは数を数えきれない物は、そのまま単数形で表すからです。
確かに鯉のぼりは数えられる程度の数が普通ですが、鯉も魚の仲間ですよね。なので、ここでは“carps”とは言わず、“carp”と言うのが正しいのです。
使える例文3選はこれだ!
ではこの単語を交えながら、鯉のぼりを説明してみましょう。
「まず、いつ飾られるものか?」
(鯉のぼりは5月5日に飾られます)
「どうして飾るの?」
(子どもの成長を祈って飾られますね)
それから、こんな説明も面白いかもしれませんね。
(大きい鯉がお父さん、次がお母さん。それから、下にあるのが子ども達になるんですよ)
そして童謡「こいのぼり」って、ありますよね。これの英語版がありましたので、こちらもぜひ覚えてみてはいかがでしょうか?
▼Koinobori English Version
こどもの日は英語でどう説明するの?
いつ行われるの?
では続けて、こどもの日についても英語で説明してみましょう。鯉のぼりが飾られる5月5日。
同じ日なので、それを踏まえた例文。それからこどもの日だけを伝える文章をご紹介したいと思います。
同じ日として紹介する場合、
(日本ではこの日の事を、こどもの日と呼んでいます)
それから、こどもの日が5月5日にお祝いされると伝える場合。こちらは鯉のぼりを紹介した例文の形がそのまま使えるので、覚えやすいと思います。
(こどもの日は5月5日にお祝いされます)
こどもの日には何をするの?
こどもの日に行う事と言えば、鯉のぼりを飾ったり、五月人形を飾ることですよね。では、それを英語で説明してみましょう。
(この日は鯉のぼりや五月人形を飾るんですよ)
この文章ですが、「carp streamers」は“koinobori”。「may dolls」は“gogatuningyo”。という風に、日本読みをそのまま伝えても大丈夫でしょう。
他にも、こどもの日と言えば柏餅を食べたりしますよね。それをより具体的に紹介されている例文を見つけたので、こちらをご紹介していくと、
(当日、わたし達はちまきや柏餅といった伝統的料理を食べるのです)
という風になります。
鯉のぼりって海外はどう思ってるの?
実際の声を調べてみました
では、本当のところこの鯉のぼりについて、海外の方たちはどんな印象や感想を持っているのか? その反応も調べてみました。
その中にはいくつか面白い物もありましたので、ご紹介したいと思います。
「見ていると楽しい気分になるね」
「空飛ぶ鯉を見ているとマリオ(に出てくるぷくぷく)を思い出すよ」
「コイキング(ポケモン)は泳いでいないの?」
「来年日本に行くから見れるといいな」
鯉のぼりへの感想はもちろんですが、海外でも人気の高いゲームである「マリオ」それから「ポケットモンスター」の話題が出ているのもちょっと面白かったですね。
こんな疑問も飛び交っていた
それから、鯉のぼりを見ている海外の人の反応に、いくつか疑問もありました。これらも合わせて見ておくと、いざ説明する時に役に立つかもしれませんね。
その内容がこちら。
「女の子の日にも何かを揚げたりするのかい?」
「これを全部人の手で作っているの? それとも機械?」
「いろんなカラーがあるけどこれには意味があるの?」
ピックアップしてみるとこのような感じでしょうか。それぞれの素朴な疑問。日本語でなら簡単に答える事ができますよね。
これを上手く英語で伝えられるよう、また辞書とにらめっこしてみても面白いかもしれません。
そんな外国人にもオススメの鯉のぼりの商品をこちらの記事にまとめましたので、併せてご覧ください!
鯉のぼりって英語でどう説明するの? まとめ
いかがでしたか? 今回紹介した例文。鯉のぼりを掲げる日と、こどもの日。どちらも同じ日であり、文法も同じなので合わせて覚えておくといいでしょう。
また、現代の鯉のぼりは家族を表している事が多いですよね。
歌になぞらえた説明でもあり、お父さん、お母さん、そして子ども達である事を教えてあげると、海外の方は喜んでくれるかもしれませんね。
なにより優雅な鯉が空を泳いでいる光景に、すっかり心奪われているらしい彼ら。日本の文化をより楽しく知って貰えるきっかけになるといいですね。
あと下の「関連記事」にも、鯉のぼりや端午の節句の由来に関する情報を載せていますので、併せてご覧ください!