お正月を終わって、いろんな飾りを仕舞う時期がやってきました。我が家でも鏡餅やお正月飾りを片付けるのですが、玄関に飾った大きな門松。これ、どうやって処分したらいいのかわからなくて、困りますよね。
大きいと言うのもそうなのですが、門松は神様を呼ぶための大切な飾り。適当に粗大ごみでポイしたり、バラしてゴミ袋に突っ込むというわけにもいきません。祖母に聞けば、取りあえず神社に持っていけばいいのだとか。
ただ、適当な処分はできませんよね。そこで、ちゃんと門松を処分できるように調べてみました。
というわけで、今回は正しい門松の処分の方法や、その時期を見ていきたいと思います。それでは良い年をスタートする為にも、まずはチェックしてみましょう!
目次
門松の正しい処分の仕方とは?
「どんと焼き」を学ぼう!
「門松を捨てるなんてとんでもない!」とは言われますが、ではどう処分するのが正しいのでしょうか?
こちらなのですが、門松に限らず正月の飾り、それから書初めなどを一緒に燃やす行事で「どんど焼き」というのがあるんです。
これは地方によっていろんな呼び方があります。
その地方によって違うので、皆さんの住んでいる所ではまた違った呼ばれ方をしているかもしれませんね。
どんな行事なの?
このどんど焼きというのが、正月の飾り等を焼いて、その火にあたったり、いっしょに焼いた団子などを食べることで一年間の健康をお祈りしたり、五穀豊穣を願う為の行事であるそうです。
地域の行事として行われていたり、神社が主催して焼いてくれるそうなので、役場や実際にお寺や神社などに行って、どんど焼きの日程を聞いてみるといいかもしれませんね。
ちなみにこちらが、そのどんど焼きの風景や意味、言い伝えなどをご紹介した動画になります。是非、チェックしてみてください。
▼どんど焼きの風景 、意味、言い伝え、由来、時期
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自分で処分する場合
門松は正月に神様をお迎えし、宿って頂いた神聖な物ですので、次の2点をしっかり実施しましょう
失礼の無いようゴミとして扱わない処分を心掛けるようにしましょう。
ただ1点注意しなくてはならないのは、地域によっては大きな門松は大型ゴミに分類されるところがあります。詳しくは市区町村の役場などでご確認ください。
処分する時期はいつ?
適切な処分時期
処分する時期なのですが、こちらはどんど焼きが小正月(1月15日)に、全国的に行われる事になります。もちろん、やはり地域差はあるので、事前の確認は必要ですね。
松の内と呼ばれる1月7日までに飾りを片付け、15日のどんど焼きには神社や各行事場所に持っていけるようにしておきましょう。
「松の内」って何?
松の内というのはお正月の飾りを飾る事ができる期間のことで、12月13日から1月7日までの事を言います。この時期と言うのは、実は時代と共に変わっているのですが、現在一般的なのはこの期間になりますね。
ちなみに関西などではどんど焼きが行われる15日までを松の内とし、その風習は江戸時代まで遡るのですがこれはまた別のお話しに。
門松は7日まで飾り、処分は15日。これを忘れないようにしておきましょう。
間に合わなかった時の対処法
でも、年始で忙しかったり、15日の休みが取れずどんど焼きに持っていけなかった! なんてことも、ありますよね。
そうなったら処分する方法はないのかと言えば、そうではないのでご安心ください。
もし15日のどんど焼きに間に合わず、処分をすることが出来なくても各神社でちゃんと引き取って、処分をしてくれます。
たまに引き取ってくれない神社も存在するそうですが、ほとんどの神社が処分をしてくれますので、時期が外れても慌てず落ち着いて、近くの神社に任せるようにしましょう。
また、結局自分で処分しなければならなくなった時にも、前述のとおりお清めの塩でちゃんと清めて処分をすれば大丈夫です。
どんな場合でも、まずはお近くの神社に連絡相談することを忘れないでくださいね。
門松の処分の方法や時期 まとめ
いかがでしたか? 基本は「どんど焼き」で処分、間に合わない場合は、神社で引き取ってもらうか、自分でお清めをして処分することがお分かりになったかと思います。
門松は物が大きいだけに、パッと処分の事を考えてもなかなかわからないですよね。それに、神様が宿る神聖なものだと考えると、余計、粗雑な扱いをするわけにもいきません。
ですが、門松に限らずお正月の飾りなどは、神社に相談すればちゃんと処分をしてくださったり、そのアドバイスを頂けます。
不安な時には神社や市区町村に相談。これを心掛けるようにしましょう。