あなたは、元旦から10日ぐらい経って、出し忘れていた人へ年賀状を出したことはないでしょうか? 私(筆者)は今までに2,3回あると記憶しています。
その時は、「年賀状は15日までに出せばセーフだろう」と思っていました。でも、これは思い違いなんですよね。
でも、うっかり出し忘れてしまったり、予期せぬ人から遅れてきた年賀状に対してはお返ししないとダメですよねー。
というわけで、今回は「年賀状はいつまで出せばいいの?」という疑問から、寒中見舞いの出し方と豆知識をお届けします。それでは行ってみましょう!
目次
年賀状・寒中見舞いの時期をずばり解説!
年賀状の期限とは?
年賀状を元旦に届けるためには、毎年12月25日までに投函するのが良いと言われていますね。それでは、正月三が日が過ぎて年賀状を出す場合、いつまでに出せば「年賀状」と言えるのでしょう。
その答えは…1月7日
一般には「松の内」と言われる1月7日までに出せば良いようです。地域によっては15日までという所もあります。
1月15日の小正月までは、「正月」と言えるので、「あけまして」という言葉は使えます。ただし、1月7日投函までは公社製年賀はがきには消印がつきませんが、1月8日以降は消印が付きます。ですから、年賀状は松の内(1月7日)までとなるのです。
寒中見舞いの時期は?
そこで松の内を過ぎたら、年賀状ではなく出すものが…
寒中見舞いなのです!
なので挨拶状を出しましょう。1月8日から2月4日の立春までが「寒中見舞い」となります。
考えてみれば、暑中見舞いは一般的ですが、寒中見舞いはあまりメジャーではないですよね。しかし、「年賀状との抱き合わせ」で覚えておけば、有効活用できます。
特に、出していない人から年賀状が来て、その人への返信が1月7日までにできなかった場合などに活用できるのが家中見舞いです。
その寒中見舞いの文例を簡単に説明している動画がありましたので、お役立ててください!
▼寒中見舞い 文例 テンプレート3パターン
そもそも「寒中見舞い」って何だよ?
寒中見舞いは、寒い時期に相手の健康などを気遣うために出す便りです。年賀状のような「お祝い」の意味はないので、喪中ながら年賀状を受け取ってしまった時などに出すと良いでしょう。
さまざまな事情で1月7日までに年賀状が出せなかった場面にも使えます。
年賀状は使えるの?
上記の通り、寒中見舞いはお正月の挨拶をするものではなく、季節の挨拶をするものですから、年賀状を使用してはいけません。また、年賀状に使用するようなモチーフ(日の出、干支など)を用いる事も避けましょう。
寒中見舞いのデザインは、雪だるまや椿の花などの冬の風物詩を取り入れたものにし、あまり派手ではない落ち着いた雰囲気のものにするのが無難です。
寒中見舞いに使うはがき
寒中見舞いのはがきには、普通の官製はがきや私製はがきを使用します。
郵便局に行くと、寒中見舞いはがきとして売っていますので、デザインの参考にしても良いと思いますし、これを買ってきて送るのも良いと思います。
また、今は郵便局のホームページから文面や自分の住所氏名などを自由に入力して発注する事が出来ますので、寒中見舞いを出そうと考えている方は一度ホームページを覗いてみるのも良いかもしれませんね。
寒中見舞いはこう書こう!
寒中見舞いの文面の順番は?
寒中見舞いの基本的な構成は次のようにすると良いでしょう。
1. 季節や時候の挨拶を書きます。
2. 年賀状の返礼や、自分の近況報告を書きます。
3. 支援やおつき合いをお願いする言葉と、相手の体調を気遣う文面を入れます。
4. 最後に日付を書きます。
2.で、自分の近況報告を書く場合は、送る相手に合わせて、具体的な内容になるように文面を考えて書きましょう。
スタンダードな文例をご紹介!
簡単な文例を次に示しておきますので、参考にしてみてください。
皆様におかれましては、お健やかにお過ごしのこととお慶び申し上げます。
年始にはご丁寧な年賀状を頂きありがとうございました。
お返事が遅くなり申し訳ございませんでした。
こちらは夫婦で里帰りして、例年になくにゆっくりしたお正月を過ごすことができました。今年の寒さはことのほか厳しいようですので、どうぞお風邪など召されぬようくれぐれもご自愛ください。平成◯◯年 一月
注意することは、寒中見舞いを送る相手が喪中の場合、賀詞やおめでたいとされる言葉は避けることです。また、正直に「年賀状を出し忘れてしまいました」と書いてしまうと相手に対して大変失礼ですので、文面には注意を払う必要がありますね。
年賀状と寒中見舞い まとめ
いかがでしたでしょうか? 「年賀状は7日まで」という暗黙のルールは、知っているようで知らない常識だったかも知れませんね。
寒中見舞いは存在感が薄い挨拶状ですが、年賀状の失礼を補うためや、喪中などで年賀状を送れなかった人への有効な挨拶手段になることが分かったと思います。
新年に一番好印象を与える方法は、親しい人に対して、元旦に年賀状を送り、2月1日頃に、「年初めの1ヶ月間はどうでしたか?」と気にかける言葉で、寒中見舞いを出すやり方かも知れませんね。
なお、年賀状をネットで作ろうと考えている方には、こちらの年賀状印刷比較サイトがうまくまとまっていておすすめです。ぜひ参考にしてみてください。