みなさんは、古くなった年賀状の処分をどうされていますか? 以前私は、不精して手で細かくちぎって処分していましたが、知人から「それはダメだ」と注意を受けて改めたことがありました。
そんな中、「郵便局に年賀状回収用の箱が設置されているらしいから、そこに入れて処分すれば?」と知人にアドバイスをいただきました。しかし実際、郵便局に聞いてみると……。
今回の記事を書くに当たって、記事は「年賀状の処分を郵便局がしてくれるか?」という疑問から始まっていますが、結論は、「自分で責任を持って処理しましょう」ということになります。
その処理の仕方も記事の中にありますので、参考にしてみてください。それでは行ってみましょう!
目次
「年賀状の処分は郵便局の回収箱で…」の嘘
なぜこんな嘘が広まったのか?
今のところ、年賀状をまとめて郵便局が処分してくれるということはありません。時々「使用済みはがきの回収箱」を設置する郵便局があるようですが、これは、ある自治体が期間限定で使用済みはがきのリサイクルをする場合のみ設置されるようで、郵便事業全体でやっていることではありません。
こういう特別な事情を知らなかったリ、特定の郵便局に設置している使用済みインクカートリッジの回収箱をはがきの回収箱と勘違いした人の話がネットで流されて、「年賀状は郵便局の回収箱で処分できる」という誤った情報が広がったようです。
正しい年賀状の処分方法
それでは、どう処分すれば良いのでしょうか?一番良いのは、家庭用電動シュレッダーで処分することですね。しかし、それが家にある人は良いですが、無い人がわざわざ年賀状のために購入するのももったいない話です。1台2,500円から20,000円までの機種がありますが、安物は時間がかかるので買わない方が良いでしょう。
シュレッダーを使わない方法としては、燃えるゴミとして出すことが考えられますが、これは個人情報保護の関係から安易にはできません。その方法は後ほどお話しします。
ちなみに安易にはがきを処分するとこうなる! という動画がありましたので、参考までにご覧ください。
▼女性宛てのはがき盗んで妄想
郵便局で回収してくれるのはコレ!
回収だけじゃなく交換ができる!
書き損じたはがきや書簡、レターパックや不要になった郵便切手等は、所定の手数料を支払うと、原則同じものと交換することができます。
ただし、はがきの種類によって少し条件が違います。
- 年賀ハガキ
- カモメールハガキ
この2つは販売期間外は同じハガキと交換することはできません。
- 普通ハガキ
- 通常切手
- 郵便書簡
- レターパック封筒
無料で交換できるもの
近親者の不幸による服喪のために利用できなくなった年賀はがきや年賀郵便切手については、無料で通常切手類と交換することができるようです。
年賀ハガキではないですが、郵便局では使用済切手も回収しています。これは総務省で1kg単位に箱詰めされて1000円から2000円で販売されるようです。切手収集家に大人気のようですね。
ともあれ、自分の家に届いた年賀ハガキを郵便局で処分する手段は、通常ではありませんので気をつけましょう。
処分の時はココに気をつけよう!
個人情報に気をつけよう!
年賀状は個人情報の宝庫です。表面や裏面に、宛名や差出人の個人情報、家族や子供の写真などが載っています。年賀状は、これらが完全に隠せる形で処分する必要があります。
無造作に燃えるゴミへ出すのは絶対に止めましょう。ハガキを手で何等分か引き裂いて捨てるのも、無責任なやり方です。
個人情報を悪用しようとする者は、切れ切れになったハガキをつなぎ合わせて情報を得ようとすることなど、何の苦労とも思わないものです。
シュレッダーがない家庭のための処分方法
前述で「シュレッダーを使うのが最適の処分方法」とお伝えしましたが、実際、シュレッダーが無い家庭の方が多いのでは無いでしょうか?
年賀状を杜撰な処分方法で燃えるゴミに出すのは考えものです。もって安全に可燃ゴミとして出せる方法を調べてみると、こんな方法がありましたので、記載しますね。
2. 上下左右のハガキの隙間へ瞬間接着剤を流し込みます。
3. ガムテープで縦横にグルグル巻きにしていきます。
4. 色のついたビニール袋に入れます。
5. その袋もガムテープで巻いて燃えるゴミへ出します。
瞬間接着剤は、驚くほど年賀状をピッタリくっつけます。その上に、ガムテープで目隠して、更に、色つきのビニール袋に入れてまたガムテープで縛るのですから、完ぺきな個人情報保護となるでしょう。
年賀状処分方法 まとめ
いかがでしたでしょうか? 書き損じの年賀状でない限り、郵便局で年賀状を処分してくれることはありません。
郵便局では、書き損じの年賀状や普通ハガキなどを交換することはできます。自分に届いた年賀状や他のハガキは自己責任で処理しましょう。そのためにやれば良い処理方法も紹介しました。
記事にした可燃ゴミとして出す方法以外に、1月14日か15日に、各地で実施される「どんど焼き」で年賀状を燃やす方法もあります。
これなら、瞬間接着剤で貼り付けたり、頑丈にガムテープで縛る必要はありません。目の前で年賀ハガキを焼いてくれる訳ですから、とても安心です。でも、今年届いた年賀ハガキをすぐに燃やすことは止めておきましょうね。