節分にすっかり御馴染みの恵方巻き。皆さんは恵方巻き、食べたりしますか?
私は個人的に簡単に食べられるのと晩御飯の準備が楽になるので、毎年お世話になっている恵方巻きです。
そんな恵方巻きにも、食べ方などでルールがあるのはご存知でしょうか?
「食べている間は喋っちゃダメ!」とか、「ちゃんと恵方を向いて食べる」とか、ありますよね?
そして地域によってはなんと、笑いながら食べるのがルールだったりするそうです。今回はそんな変わった恵方巻きの風習にフォーカスしていきます!
目次
恵方巻きを笑いながら食べるのはOK?それともNG?
静かに食べる恵方巻き
恵方巻きの食べ方。
私の住んでいる地域でもそうなのですが、基本的には「喋らず食べる」というのが恵方巻きを食べる時のルールだと思っていました。
実際、恵方巻きのルーツは大阪が発祥の地と言われますが、昔の資料を見ると基本的にこの「喋らず食べる」の方が一般的なようですね。
また、地域によっては目を瞑(つむ)って食べる場合もあるそうです。
笑いながら食べるのはどうなの?
では、この「笑いながら食べる」というのはどうなのか。これだと「喋らず食べる」というルールとは真逆になってしまいますよね。
ただし、これにもきちんと理由がありました。
笑いながら食べるのは……
という、いわゆる五行思想に基づく理由があったのです。
「笑う門には福来る」なんて言いますもんね。
この辺りのルールは地域性も出て、どちらが正しくどちらが間違い、というわけではないので、試してみるのも面白いかも知れませんね。
また、そういった習慣とは関係なさそうですが動画に「笑方巻き」というタイトルで、可愛らしいホームビデオがありました。そうですね、こうやって笑顔で食べる方が、気持ちがいいかもしれませんね。
▼笑方巻き
恵方巻きの正しい作法の基本!
静かに、そして切らずに
では、簡単に恵方巻きの食べ方として、私の地域でもよく知られているルールをご紹介しますね。
まず守っていきたいのが、喋らないということ。
ただ、無表情である必要はないので、紹介した動画のように笑顔で楽しく食べるのはいいかもしれませんね。
それと、恵方巻きを切り分けたりもしないです。
これは福を呼ぶ行事として「切る」という言葉が縁起が悪いという意味もあります。
それに、巻き寿司を丸々食べる機会もそうそうあるものではないと思うので、喉を詰まらせないよう、ぜひチャレンジしてみてください。
恵方を向いて願いを考える
恵方巻きを食べる上で大切なのが「恵方」。これはその年その年の、縁起の良い方角の事ですね。
ちなみに2018年の恵方は……
南南東やや南って?と思う方もいるかもしれませんが、つまり南からほんのちょっとだけ東寄り。真南にならない程度という事です。
よくわからない場合は、大雑把でもいいと思います。多分私も南を向いたまま食べちゃいそうです。
それから、恵方を向きながら食べている間、願い事を思い浮かべるのが大切ですね。
つまり、恵方巻き一本を静かに食べ終える事が出来れば、願いが叶いますよという願掛けになるからです。
いろんな願いを思い浮かべながら、南南東やや南を向いて恵方巻きを食べてみてください!
作法とはいえ無理をしないことが大切!
黙ったまま。一気食い。など、いろんなルールがある恵方巻きです。
しかし、実際に長い恵方巻きを全部一気に食べるのって、結構大変ですよね。それに喉に詰めちゃいそうで、小さな子どもはもちろん、おじいちゃんおばあちゃんにはちょっと危ないです。
なので、いくらルールがあるからといって、必ずそれを守らないといけないわけではありません。
また、今回ご紹介した通り、必ずしも黙って一気に食べるのがルールというわけではないのです。
無理に食べず、時には切り分けても、美味しく恵方巻きを食べてよい一年をスタートさせたいですね。
ちなみに恵方巻きって、なんでこんなにブームになったのでしょうか? その答えを記事にしましたので、こちらもご覧ください。
恵方巻きの食べ方は笑いながらって本当かよ? まとめ
いかがでしたか? 私(筆者)なりの結論ですが、今まで書いてきたことをまとめると……
と言えるのではないのでしょうか?
恵方巻き恵方巻きを笑って食べる以外にも、やはり丸々一本を食べてしまうのは、お行儀が悪いと言う事で、大正時代から恵方巻きを切って食べる風習も普通にあるみたいです。
ただ、調べた資料では特に記述こそなかったのですが、どれもやはり恵方を向いて食べるのはそうなのかなぁ、と思います。
それに、願掛けの意味が強い文化なので、自己暗示を掛けるという意味でも、自分で決めたルールで食べるのが一番いいのかもしれませんね。