日本の伝統文化ともいえる書き初め。皆さんは何を書くか決めましたか?
私も職業柄、毎年抱負となる言葉を掲げることにしています。ちなみに去年は…
「前進」
仕事もプライベートもどんどんやってどんどん進もうと思ったのです。
そんな一年の目標でもあり、これからを占う事にも繋がる書き初め。今回ご紹介していきたいのは、一文字で書く会心の文字です。
これだ! と思う物は人それぞれだと思いますが、参考になるよう見て頂いたらと思います。
目次
書き初めで書く会心の一文字一覧
書き初めを引き立たせる会心の一文字。ベタと言われるかもしれませんが、鉄板の一文字を一覧で紹介しましょう!
目標を現実に達成したい願いを込めて。
『愛』
思いやりのある人間を目指して。
『極』
何事も極めんとして。
『己』
自分を見直せる年になるように。
『絆』
人との繋がりを大切に。
『笑』
笑顔で明るい一年になりますように。
『素』
ありのままの自分であれますように。
『超』
去年の自分を超えていく。
『一』
目指せナンバーワン。
『挑』
何事にもトライ!
など、特に「絆」や「愛」はちょっと前に流行ったのもありますよね。
もちろん他にもいろんな漢字、発想があると思います。思い思いの一字を見つけてみてくださいね。
また、動画にもいろんな「今年の一文字」があるので、ぜひご覧になって参考にしてみてください。
▼今年の一文字
文字を選ぶコツ、選択の基準はズバリコレ!
書きやすい文字ってある?
文字を選ぶコツとして、ひとつの基準はやはり書きやすさですよね。
例えば、今回見た例で言えば…
『己』
という漢字がそれに当てはまるかと思います。画数が少なくなれば、それだけ簡単に書けますよね。
小学生にとっても漢字の「一」は習いたての文字であるでしょうし、一番を目指すと言うのは立派な目標です。一文字で書き初めをする時にはおすすめの文字と言えますね。
また「己」も、少ない画数であるだけでなく、止め、折れ、跳ねを練習できるし、全体的にもバランスの取りやすい字です。こちらも書きやすい字なので、簡単に書きたい場合はいいかもしれません。
全体的に四角く、画数の少ない字が書きやすいかと思います。
大人が選ぶなら
大人の書き初めの場合、文字選びはまたちょっと変わってきますよね。
例えば……
『昇』
など、お仕事に関連付けられるようなものも面白いです。社訓などあればそれに沿った文字を掲げてみるのもいいでしょう。
もしくは、敢えて難しい文字にトライしてみるのもいいですよね。
『礎』
『躍』
『魁』
など、ちょっと技術も必要となり画数も多い字を綺麗に書く。その出来栄えが一年間の運勢に現れるかも知れません。
他にもいろんな言葉を調べて、自分にぴったりの普段使わない漢字を選んでみるのも面白いと思いますよ。
一文字書道を綺麗に書くコツとは?
基本はしっかり押さえる
まずは子供たちに向けて。
綺麗に書くには、やはり基本が大切です。
- 姿勢は伸びているか
- 筆をの持ち方は正しいか
- 墨はべっちょりつけ過ぎていないか
など、学校で習う基本をもう一度見直してみましょう。
簡単なポイントとして、書く時は……
- 筆をまっすぐ立てる
- 肘を軽くあげる
- 筆をゆで卵だと思いそっと持ってあげる
これを意識してみてください。
また、筆は押し付けないで、そっと筆先をつけるくらいを意識して書いてみてくださいね。
大人の書道は勢いで書け!
綺麗な字を書くのが目的の子供たちと違って、大人の書道に必要なのは勢いと心意気だと思っています。
筆も紙の大きさも選ばず、好きなように好きなだけ書けるのが強みでもありますよね。
そこで敢えておすすめしたいのが…
ということです。綺麗に書くのではなく、勢いのまま書き殴るのです。
また高名な書道家の先生の教えに、こんな書き方があります。
そうして出来た作品の中から、自分の中でこれだと思うものを選ぶやり方です。
綺麗で面白味、そして個性のある字を見つけるのに、ぜひ試してみては如何でしょうか?
書き初めの言葉は”一文字”でキッチリ決める! まとめ
いかがでしたか? 私の来年の一文字は決めているのですが、それはまたの機会に。
漢字というのもいろいろで、中には目標とは関係のなさそうな、ただただその人が好きなだけの字というのもあります。でも、それでいいと思います。
宿題の場合は、学校の先生に怒られるかもしれないのでなんとも言えないのですが、そうでない趣味の場合、最後にお伝えした、勢いに任せて何枚も書いてみるというのが、個人的には好きなやり方です。
思いっ切り字を書いていると、それが楽しくなるので、経験した事がない方は試しにやってみるとイイかもしれませんね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!